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思いでの昭和ヒーローから「イナズマン」

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 昭和のヒーローネタから

 そろそろこのシリーズもネタ切れの様相を見せていますが(それはそうでしょう、昭和だけの括りだとどうしても上限が出てしまいますし)今回はその中から「イナズマン」(昭和48年 東映、NET)をば。

 帝王バンバ率いる新人類、ファントムバンバに人知れず戦いを挑んでいた室田日出男扮するブラックダイヤ、じゃなかったキャプテンサラー率いる少年同盟。
 ふとしたきっかけで彼らと知り合った青年渡五郎は、サラーによってミュータントの強い資質がある事を見出され、イナズマンに変身できる能力を身に付けた。

 第一段階で怪力と強い甲羅に囲まれたサナギマンに、戦い、ピンチの中で内なる力が満ちてくると成虫とも言える第二形態イナズマンに変身する五郎は少年同盟と共にファントムバンバのミュータント軍団と対決するのだった。



 ざっくりとアウトラインを書くとこんな感じです。

 本作で強烈な印象を受けるのは何と言ってもOPの映像です。

 「空飛ぶ車の運転席から電光放射を綺羅びかせる」冒頭からしてただ者ではありませんし、次のカットでは超能力で「爆発したビルを逆回転であっという間に元通り」続いて首から外した「マフラーをチェーンに変形させて傾いた京王プラザホテルにひっかけ、一人の力で元通りに引っ張り上げる」と特撮を駆使したパワフルな超能力描写が畳み掛ける様に展開します。
 東映のヒーロー物でこれほどパワフル描写のOPというのは初めてで、以後も精々「デンジマン」が肉薄する程度でしょうか。
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(LDジャケットより画像引用)
 又イナズマン自体はデザイン的にヒーローとしての特徴がごく薄い部類に入るのですが敵のファントムバンバのミュータントは今だったら放送コードに引っかかりそうな(笑)異形感全開モードのデザインで晩飯時にこれを見るのがためらわれるような怪物が続々出ていたのがこれまた独特の印象を残します。

 これらが絡み合って実際初期の話数はミニチュア特撮を駆使した、東映らしからぬ豪儀さを感じさせるものでした。
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 ただ、この時期変身物が20本以上あった割に本作ならではの特徴がそれ以外で出せたかというとそこは難しい所です。
 ライオン丸やキカイダーの様に経糸となる展開があった訳でもなし、ウルトラマンの様に兄弟を共演させる訳にもいかず、作風だけでなく番組自体が孤立無援な立ち位置に居る事が妙に印象に残っています。
 (同じ印象は同時期の「タイガーセブン」「ダイヤモンドアイ」なんかでも感じられるのですが)

 半年を経過し番組継続が決まった時、経糸重視のハード志向で差別化を図る方向が決まったようで強化版の続編「イナズマンF」ではそうした弱点のいくつかはカバーされ、ヒーロー物の中でも特異な立ち位置を占める作品としてファンの記憶に残す事になります。「F」についてはまた次の機会にでも。


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