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ロンスターの貨車2両セットのはなし

先日の秋葉行きの戦利品から。
私の現住地や故郷のショップではまず見掛ける事はないであろうアイテムですが、だからと言ってもしあったとしても買ったかどうか。

DSCN6269b.jpg

 とある中古グッズ店で見つけた「ロンスターモデルトレイン」の中古です。
 「ロンスター」と書いてピンとくる人はそう多くはない気もしますが、KATONゲージ生誕50周年記念誌の中の太田治彦氏の記事によると1957年にOOOゲージの手押し鉄道玩具としてスタートし、1960年にほぼ同じ車体を使った電動Nゲージモデルを製品化した、アーノルド、KATOに並ぶNゲージ黎明期のブランドだったそうです。
 但し、当初の電動モデルは商売としては物にならず、それ以降は元のミニカー感覚の手押しモデルに戻り1973年頃まで販売され、日本にも一定数輸出されていたとのこと。
P6020985.jpg
 私も書籍や資料などで存在自体は知っていましたが、実物に触れるのは初めてです。 
 と言っても今回見つけたのは(パッケージのデザインや車輪の構造などから推定)終期の1971年以降に売られていたらしい貨車の2両セット。
 これで1000円を切るお値段でしたから完全に好奇心で入手したモデルではあります。
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 車体はダイカストで重量感はあり、2軸の貨車と言えどもかなりずっしりしています。これならウェイトも要らないでしょう。
 但し足回りの造形はダイカストとしてはかなり頑張ったものでブレーキ梃などはダイカストでよくここまで細かく作った物とすら思えます(それでいて強度もあり凡そ華奢な印象はありません)
P6020989.jpg
 カプラーは車体マウントと書くのもおこがましい様な豪快かつ大雑把な構造ですがベーカー形の変形と言いますか、多少はアンカプリングに対応できる構造の様です。

 車輪は今の鉄コレよりも大雑把でNの線路には辛うじて載るものの転がりは良いとは言えないレベル。

 これらを総合した印象では「予備知識なしで見るとこれがNゲージの始祖のひとつとはちょっと想像できません」
 実際、鉄道模型の中古を扱いつけている筈のここのショップの店員さんですらこれを「モケイ」とは認識していなかったようです。

 ただ、50年以上前のダイカスト玩具と言う観点で見るならマッチボックスのミニカーを連想させる造形センスと細密感の演出には好感は持てます。カプラーを弄って車輪を交換すればNゲージとしても通用するとは思いますが実際そうするかは今後の宿題です。

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コメント

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これは!

 光山市交通局さん~またも私が謎としていた分野に光を充てましたか!
このシリーズ・・・グレー色のプラスチックレールの上を転がして遊ぶもので長編成の米国型展望車を含むシリーズもあり持っています。
後はアルコ型テンダー式蒸気と米国型の赤い客車そして写真の貨車とは別タイプの物があります。
都内で販売(1970年~71年)されていた所は渋谷の東急デパートの玩具売り場で他のデパートでは見た事がありませんでした。
価格は、そんなに高く無かった様で玩具売り場の一角には、これらの編成が並べられたレイアウト兼遊び場がありました。
まあ私が説明するよりも実物を持っている光山市交通局も分る様に、ややデフォルメされた車両で特に蒸気の場合は動輪(赤整形)は耐久性が無く直ぐに潰れる物でした。
しかし歴史のあるシリーズだったんですね!
時期を見て物置捜索隊wを臨時編成して捜索します(笑)
このシリーズが販売されていた71年前後には外国製と思いますが航空機シリーズ~主に第二次世界大戦機が主流で日本機も一式陸上攻撃機、夜間戦闘機月光、零戦がありました。
後は1/35スケールの歩兵シリーズ、日米英独仏と日本兵フィギュアは日本刀を片手に14年式拳銃モドキを握った物でした。
ただ何れも販売時期は短く販売箇所も限られ悪く見ると輸入元が在庫処分をしていた感も。
いゃあ光山市交通局さん!
これからもUMAレベル?の模型発見に期待しています。
恒例?のB級SF解説は次回の書き込みで行いますw

No title

>星川航空整備部さん

 昭和46年初版の「まんが版入門百科 模型工作教室」と言う本の中で「ちょっと手がかかるけどロンスター社のミニ鉄道にモーターを組み込めたらレールも安いし、わりとよく動かせるぞ」と言う記述があり、その当時から注目はしてました。ですが田舎の事とて肝心の現物がなかったので(後にRMの「紀元前N世紀」の記事でようやく写真だけは見られた)今回の発掘でおぼろげながら実体の一端がつかめたという感じですね。

 ですが前述の記事にあった「改造」と言うのが「台車はNゲージ用のモーターを改造して付ける」「集電はスロットレーシングのガイドシューを基に自作」「レールの真ん中にダブルのビニールコードを削ってつける(つまり3線式Nゲージ!!)」というかなり思い切ったもので驚かされますが。

 因みにこれを書いたのは当時「光速エスパー」の漫画で人気だった浅野りじ氏ですが、恐らく実際にやってみた上での記述と思われます(笑)