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思いでの少年ドラマから「つぶやき岩の秘密」

前回から相当に間が開いてしまった「懐かしの少年ドラマシリーズ」ネタ。
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 今回はシリーズには珍しいオールフィルム撮り作品という事もあって再放映やパッケージ化が比較的多かった「つぶやき岩の秘密」(昭和48年)をば

 本作はSF、名作、ホームドラマと並んで少年ドラマシリーズの一ジャンルを成している「サスペンス物」の代表作です。原作は「八甲田山死の彷徨」でも知られる新田次郎で、孫が生まれたのを契機に初孫に自慢できる作品をと言う動機で執筆したといわれるジュブナイルサスペンス。


 また、石川セリになる主題歌は作品のイメージによく合致したものであり、作品は知らなくても主題歌だけは記憶している人は結構多かったりします。


 謎の海難事故で両親を喪い、とある漁村で祖父母に育てられてきた少年、紫郎。彼の楽しみは近くの岬で波の音がつぶやきに似た響きを伝える「つぶやき岩」の音を聞く事だった。
 ところがある日、つぶやき岩で謎の老人と出会ったことから紫郎はこの近くの崖のどこかに隠匿されているらしい旧日本軍の金塊を巡る諍いに巻き込まれる事となった。その塁は紫郎の担任の女教師やその弟にも及び、彼らも命を狙われるのみならず秘密の一端を握る村人たちが次々に殺害されるにおよび頂点に達する。
 更に紫郎の両親の死もその諍いに関連してたらしい事を知り、紫郎も金塊を巡る過去と現在に繋がる宿命に向かい合う事になるのだった…


 少しわかりにくいですがざっくりあらすじを書くとこうなります。

 当時はホームドラマとか名作ドラマだったら民放の30分ものでも何本か作られていたのですが、少年を主人公としたサスペンスの連続ものというとまさに少年ドラマの独壇場だった記憶があります。週に5,6回毎日放送のフォーマットで連続物ができた少年ドラマゆえに「前回の記憶が薄れないうちに次の回につながり、観る側を引きこんでゆく」構成が可能だったことが大きいと思います。

 何しろ本作は全6回、たった1週間の放映期間だったにも拘らず観る者に鮮烈な印象を与えていましたから。
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(アミューズソフト「つぶやき岩の秘密」DVDジャケットより画像引用)

 私個人の印象としてですが、それに貢献していたひとつが前述の「石川セリの主題歌」だったと思います。
 最終回のラストシーン。過去に決別し新しい人生に生きる事を誓い、一人海に漕ぎ出して行く紫郎のシルエットに重なるこの主題歌のイメージは数ある少年ドラマの中でも非常に心に残る感動の名シーンでした。

 それから30年近く経ち、21世紀になってから石川セリのベスト盤CDのこの一曲が入っているのを見つけた時は直ちに即買いしたものです(笑)
 割と余談ですが紫郎の担任の女教師は「魔女先生」の菊容子、その弟を演じるは「タイガージョージュニア」直後の福島資剛と微妙に特撮キャストしているのが注目ポイントかも。

 本作は全話がビデオ、LD、DVD化され少年ドラマの中で最もパッケージソフトが入手しやすい作品と思います。
 作品自体も少年ドラマシリーズの持つエッセンスが詰まっていますので、未だに未見の少年ドラマに興味を持った方が居たなら先ず本作をご覧になると「少年ドラマシリーズ」の持つ魅力とノリの一端がお分かり頂けると思います。

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