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トミカに見るそいなみ車シリーズ「トヨタRAV4(初代)」

 トミカに見るそいなみ車シリーズ。今回は毛色を変えます。
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 ものはTOYOTAの初代RAV4。
 
 90年代の初めから中ごろにかけて「クロカン四駆」のブームというのがありました。
 「ヨンクは暗い」「ヨンクはださい」「ヨンクはカッコ悪い」・・・そういう人こそ読んでください。
 こういう書き出しで「NAVI」という車雑誌がクロカン四駆の特集を組んだのは90年代初め頃でしたがその直後くらいから空前の四駆ブームが訪れました。

 時期的にパジェロがパリダカールラリーを制し注目度が高まっていましたし、テラノやサーフといった乗用車っぽい見てくれのヨンクも登場しました。
 結果渋谷や原宿辺りをそれまでのBMWやソアラに変わってパジェロやサーフが徘徊するという今からすると仰天物の風景も現出します。
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 何しろ当時60に手が届く年だった亡父がテラノのDTを買った上に隣の叔父一家までもがサーフを購入した位ですからその勢いたるや凄かったですね。
 ですがそれらのクルマは基本的にトラックベースのヘビーデューティな足回りとプラットホームで乗用車に比べると走りは鈍重なうえに燃費も悪く挙句の果てに排ガスも多いとまだまだクルマとしての洗練度を欠いていました。
 (実はそれこそが初期におけるクロカン四駆のヒット要因だったのですが。バブルの折に洗練されすぎた乗用車へのアンチテーゼとしてのパジェロでありサーフだったのではないかと)

 それなら「乗用車のプラットホームでヨンクっぽいボディを載せれば上記の問題は解消されるのではないか」という発想が出てくる訳です。
 これは今で言う「SUV」のコンセプトとして今に生きています。
 日本車では「初代ハリアー」がその嚆矢となりましたし後には「うちは土で汚れるのが嫌いだから」なんて言っていたHONDAまでもが初代CR-Vでヒットを飛ばします。
 外車に至ってはGM、フォード、メルセデスやワーゲンはもとよりこの手のクルマに縁の薄そうなBMWやVOLVO、遂にはあのポルシェやランボルギーニまでもが参入するという大騒ぎ。
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 それらのムーブメントの初期の段階で最初の大ヒットとなったのがTOYOTAのRAV4でした。
 トミカでも早々とモデル化されていますが、実際に売れたのは写真のショートボディではなく5ドアのロングボディの方でした。
 とはいえ、ショートの方も中々面白いクルマだったのは確かです。

 上述の様にプラットホームは乗用車の物でエンジンもイプサム辺りの2リッターDOHC(あの頃クロカン四駆では車重が重すぎて高回転型のDOHCが元々ミスマッチだった)を搭載。
 車重の軽い分かなり軽快に走れる車ではありました。当時の私の同僚でもこれを買ったのが二三人います。
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 屋根はディタッチャブル式で前後共に取り外しができ、手軽にオープンエアを楽しめましたし何より当時のパジェロなんかに比べて確実に低い床面(ラダーフレームのシャシーを使う関係上クロカン四駆はどうしても床が高かった)のおかげで乗降性も向上。
 セダンとクロカン四駆のいいとこどりをした様なコンセプトが当たって初代RAV4は正に大ヒットしました。
 
 しかし、同時期のイプサムもそうだったのですがヒットしたクルマの場合二代目以降になると何故かサイズアップで「うすらでかい」デザインになって軽快さを失い顧客が離れてしまうという悪循環があります。RAV4もまた同じ末路を辿る事になります。
(これにハマらなかったのはホンダのフィットやステップワゴン、ワゴンR位でしょうか)
 RAV4自体は2代め、3代目とモデルチェンジしますが図体の大型化に反比例して後になるほど影が薄くなってゆきました。


 ですがそれは日本だけの話で海外ではトヨタの世界戦略車の一翼を担っていたのですからクルマとしては幸福な方でしょう。
 そして昨年、北米仕様に近いかつてのランクルよりもでかいSUVとなってRAV4が帰って来ましたが、現実には当時のRAV4に近い立ち位置のクルマと言うと二回りは小さいライズがそれに相当すると思います。

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コメント

非公開コメント

No title

4月からトミカヒーローシリーズ最新作アースグランナーが始まります、しかも今度は兄弟ヒーローで勇者王がレギュラーです。

Re: No title

> 光になれ さん

 情報ありがとうございます。イメージビジュアルを見ましたが、あのデザインだったら実写でやってほしかった気もしますね。
 旧作のトミカヒーローは特撮に縁の薄い松竹や日活の制作でしたが、それなりに見られる構成と思いましたから。