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思い出の「全怪獣怪人大百科」のはなし その2

 前回紹介の「全怪獣怪人大百科」からその2
20210505SE (2)

 アニメ作品に関しては前述の通り巨大ロボットアニメ全盛期の勢いを感じさせる構成で特撮、実写ヒーローものはどうしても影に隠れがちだったのですが、実は本書では後につながる種が既に撒かれていた点で特撮ファンにも忘れられない一冊だったと思います。

 それは本書の巻末についていた「テレビヒーロー20年史」の存在です。

 原色怪獣怪人大百科は映画では「ゴジラ」以降、テレビでは「ウルトラQ」以降のコンテンツを取り上げるのを原則としており、それ以前の作品や怪獣が目立たない作品(「光速エスパー」など)は掲載されていませんでした。

 ですが「全怪獣怪人〜」が上梓される前年の昭和51年、TBSのスペシャル番組「日曜特バン!」で「懐かしのTVヒーロー特集」というのが放映されたところ、これが予想外の大ブレイク

 (何しろこれの第一弾は「プロ野球中継の雨傘番組」でしたから「予想外」というのもあながち的外れではないw)
 以後、この枠では毎年定期的に「懐かしヒーロースペシャル」が放映されることになりました。ですがこの番組で取り上げられていたのは「月光仮面〜ウルトラマン」辺りまでの「大百科以前の昭和30年代ヒーローもの」ばかりで、これがどれもこれも当時のガキ視聴者には未知の作品ばかりだったのです。

 ケイブンシャが第一弾の「全怪獣怪人〜」を出そうとした時、これらの動向を無視する訳にはいかなかったのは当然だったと思います。

 「テレビヒーロー20年史」ではそれらの昭和30年代ヒーローをとりあえず網羅し、同時に「Q」以降のマイナーヒーローにも光を当てる点で画期的な企画でした(わたしが「魔神バンダー」なる番組の存在を知ったのもこの時です)
 おそらくこの試みは成功したのでしょう。

 翌年に「20年史」をさらに充実させて独立させた「テレビヒーロー大百科」へと発展。また後の「全怪獣怪人大百科」にも「各作品の資料性の充実」という形で貢献している様に思えます。

  まあ、それを置いておいても

  前回の繰り返しになるのですが本書の出た時期の岩手ではロボットアニメばかりか「特撮ヒーローものの新作も絶滅状態」 (そのくせ「名作アニメ」と「少女もの」だけは作品としてどうしようもないものも含めてほぼ全番組が放映されていましたがw)でして 「岩手で未放映の特撮ヒーローもののアウトラインの把握に本書の果たした役割は(以下略)」

 本書と「今よみがえる!昭和ヒーロー列伝」がなかったらバトルホークもレッドタイガーも謎の番組で終わっていた可能性が高いですしw

 
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コメント

非公開コメント

この本で発掘された番組はたくさんありましたね。

ケイブンシャはいい意味でマニアを育てたでしょう。

宮城県はテレビ東京系の割り振りが時代によって違いました。70年代は東北放送。80年代は仙台放送。90年代前半はミヤギテレビと後半は東日本放送の割合が多かったです。

90年代はよく見ていた方なんで、夕方5時はライジンオー、NG騎士ラムネ&40とかたくさんやってましたが、メタルジャックはなぜか東北放送で放送されてました。この放送今もよくわかりません。

Re: タイトルなし

>つるや食堂さん

返信遅くなりすみません。

何処の県も(民放5局地域を除く)テレ東の番組の扱いは興味深いものがありますね。
ネット局以外のどこにでも番組が売れるという強気は大きい気がします。

アニメや特撮ものの場合「スポンサーの玩具屋さんの都合」という側面が大きいと思います。
岩手の場合はポピー一択状態でタカトクはタイムボカンだけ、タカラやトミーはそもそもスポンサーになってくれない時期が長かったですね。メカンダーロボはきちんとブルマァクがスポンサーについたのですが3か月ほどで倒産されましたし(涙)

なるほど、アニメージュの創刊号見ていたら民放2局が大半なのにびっくりしました。東北に九州は福岡が4局でほかの県が2局ですからね。

TBSのない地域は全員集合が見れないのに公会堂で収録があったらしいです。

今は民放4局が大半になりましたし、ネットでタイムラグがありませんから。


話は変わりますが、学研のスーパー戦隊の図鑑は買いましたか?ここで紹介すると面白いのでは?現時点で私はまだ買ってません。Gメン75のDVDマガジンを先に買わねばなりませんから。

パスワード設定出来なくて消せなくなりました。

御手数かけますが余分な分を消去して下さい。

この文もお願いします。

Re: タイトルなし

>つるや食堂さん

 東北に限れば民放が3局以上になったのは平成の直前くらいのタイミングで電波の割り当てが当たってからです。
 更に岩手の場合はフジと朝日の電波獲得重点地域に当たっていた事、山形では山形テレビがフジから朝日に鞍替えした事で4局目の民放が実現した経緯があります。

 とはいえ、見渡せば民放二局、或いは一局地域というのはまだ残っているもので山梨が二局、佐賀と福井は一局地域となっています。これらの県に共通しているのは隣県からの電波が比較的入りやすい事やCATVが異様に普及している事でいまさら新局を追加するメリットが薄いのでしょう。
 (因みに現在最も新しく開局している地上波の民放テレビ局は独立U局のとちぎテレビ。茨城では未だに地元民放のテレビ局が存在しません)

 80年代のアニメ雑誌には必ずといっていい位「全国放映リスト」がありましたね。
 アニメに限らず月刊ビデオコレクション」なんかではローカル枠の映画放映リストが掲載されていてビデオの代禄ややり取りには重宝したものです。

民法3局は秋田県、富山県、鳥取県、島根県、高知県、大分県。民放2局は福井県と山梨県と宮崎県、2局の地域はケーブルテレビの普及率から。民法1局は佐賀県と徳島県です。佐賀は福岡県、徳島は関西の局でカバーしてます。


私はテレビのネット局表を見るのが好きでした。現代用語の基礎知識の付録でしたでしょうか?夢中になってました。

あと再三聞くようで申し訳ないですが、学研のスーパー戦隊の図鑑はご覧になられましたか?再販かけられたのは、さすがトップブランドですね。


Re: タイトルなし

>つるや食堂さん

 詳細な情報ありがとうございます。そういえば福井も2局地域でしたね。

 学研の図鑑、サンプルを見て欲しいと思っているのですが値段がネックになりなかなか決断できずにいます。
 資料性は極めて高そうなのでいつかは買いたいところですが・・・

 そういえば学研の図鑑は「超人」が既に出ていますが「超人」「戦隊」と来ると第3弾は「バラタック」が来るのではないかと予想しています(爆)