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エンドウの9600のはなしから

「1980年代・懐かしのNゲージブラスモデルのはなし」から
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 2017年に行われた日本鉄道模型ショウのエンドウのブースでかつて同社が出していた9600の無動力モデルが販売されたそうですが、エンドウの9600と聞いて懐かしむ人はもう40代以上のおっさんばかりですか(笑)

 ですが個人的には欲しかったモデルではありました。無動力でも重連の補機専用と言う使い方も出来そうですし。

 その9600ですが私の手元にも数年前に入線させたのがあるのですが購入時からヘッドライトが欠落(だから安かった?)していたのと走行時に時々引っ掛かりを生じる問題もあってしばらく筐底に眠っていたものです。
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 欠落していたヘッドライトは後に手元のジャンクの旧国が装着していた挽物のヘッドライトを接着。併せて付属のナンバープレートを付けたのでかなりこの9600の場合、ブラス製で当時としては割合繊細なディテーリングな事もあってかなり蒸気機関車らしくはなりました。
 ライトについては元々のステーが引っ掛かってやや上を向いてしまいましたが、ないよりはましなレベルです。
 ナンバープレートが付いただけでもかなり生き生きとしてくるのはどの蒸機にも言える事ですね。
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 試走させてみるとロッドの引っ掛かりが時折みられるもののどうにか走ってくれるという感じです。何しろボイラ内に発煙装置を装着できるくらい内部がスカスカなせいかエンジン部が軽いこと!
 中村製の蒸気が一体成型のホワイトメタルで無闇に重量感があるのとは対極です(笑)駆動系とモータを内蔵しているテンダーは無闇に重いですが(集電をエンジンから行なっているのは中村と同じなのでボイラ内部にウェイトでも追加すれば、もう少し走り味も変わるのかもしれません)
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 そしてそれから3年くらいして、別の中古屋さんで2両目の9600を見つけた時に当時の思い出と決意を思い出して財布を開いてしまいました。
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 2両目はまたこっちで店頭チェックではテンダとエンジンを繋ぐ金属製のドローバーが捩れていてエンジンの一部が浮き上がりまともに走りません。。これはラジオペンチ一丁で修正できましたが。
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 あと片側の「コンビネーションロッド」が欠落していた物の、外れたロッドとビスがパッケージの箱の底に落ちていたのでリペアは比較的容易でした。
 おかげで走行性については最初のモデルよりもスムーズになりました。

 これらの経験から思うのですがNゲージのヴィンテージ物の金属モデル(ここではワールド工芸登場以前を指します)は年式も古いので何かしら問題を抱えている事が多いのですが、殊に蒸気機関車のモデルはその傾向が強い感じがします。

 模型としてのエンドウの9600はディテーリングについては「朴訥」の一語。
 細密では今どきのモデルにはかないませんが、一種独特の風格が感じられて素立ちでの存在感では負けていません。この点では関水金属の初代C50とか中村精密のC56辺りに似たモデルとも言えます。
 蒸機の様にディテーリングが複雑な機関車をNゲージのブラス量産モデルで、しかも誰でも買える程度の低価格で製品化するのは昔も今も困難と思います。その中にあってエンドウの9600の存在感は高かったと思います。

 今では9600自体KATOかマイクロの製品の方がはるかに走りがスムーズですし万一何かあっても補修や交換が容易でしょうから今更エンドウのモデルに拘る走行派もそうそういない気もしますが、蒸機の朴訥さと併せてブラス特有の質感がまた捨てがたいのも確かです。
 
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