D-VHSが来た日。

DSCN3773.jpg

 今回は久しぶりにヴィデオばなしから。
 そろそろ21世紀を目前にしていた1999年。

 実はこの前後はビデオの世界に一大変革が起こった時期でもありました。
 VHSでSONYとVICTORがそれまでアナログだった2分の1インチビデオテープデッキで初のデジタル記録を実現した「D-VHS」を発表。

 更にPIONEERが「DVD-RW」で「DVDで録画が出来る」規格を世に問うたのです。
 (実はこれよりやや先行してNECがこれとよく似た「MVディスク」と言う独自規格を提唱しますがDVDとの相互互換の関係からか追随者が現れないまま消滅しています)

 当時はDVDが再生専用機としてようやく普及し始めた時期でしたが、テープにない高い機能性のメリットはあったものの生ディスクもかなり高くこの時期の普及はいまひとつでした。

 むしろ当時の私を驚かせたのはD-VHSです。

 ベータ対VHS戦争の帰趨を決めた要因のひとつが「ベータは5時間、VHSは8時間」と言う最大録画時間にあったのですがD-VHSのLS3モードでは標準テープで12時間、長時間テープでは最大24時間の連続録画が可能(しかも単位時間当たりのビットレートはLS-3モードでも当時のDVDを上回る)と言う驚きのスペックを引っさげての登場でした。
DSCN3775.jpg

 当時、それが出来た機種はVICTORのDR-10000だけだったのですが「24時間録れる」と言うインパクトは大きかったようで私個人も飛びつきましたが、ほぼ同時期に故郷の実家でも同じ機種を買う(この件について互いに連絡がなかったにもかかわらず)と言うワタシ的に「前代未聞」の導入のされ方をしたデッキとなりました。

 実際、エアチェックではLS-3のモードを多用しましたし、重宝はしたのですが、後になるほど後発のHDDレコーダーとの実用性の差が目立ってしまうと言う皮肉な経緯をたどったのも過渡期のフォーマットならではと言えます。

 とにかく頭出しがかったるい。スローはおろかコマ送りもできない。
 EPG予約もできない。

 画質は固定ビットレートのおかげLS-3モードでもスペック上は当時のDVDのそれを上回ったのが不幸中の幸いでした。
 DR-10000は今も現役ですが、アナログ録画の用途も無く、今は専ら過去のテープの再生用途が主になっています。肝心のD-VHSフォーマットも事実上消滅状態ですし。



にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

トラックバック

まとめ【D-VHSが来た日。】

 今回は久しぶりにヴィデオばなしから。 そろそろ21世紀を目前にしていた1999年。 実はこの前後はビデ