「スバルレオーネ」のおもいで・1

 亡父には悪いとは思うのですが、17台の愛車の車歴を通して生前を偲ばさせていただくという性悪な企画を続けます。

 これらの17台の車歴の中にはマキシマなど実にクレバーな選択のものもあればイプサムやWILL VS等のように息子から見ても理解に苦しむような車種もあって話題には事欠きません。
 一方でレオーネやテラノの様に私のクルマ観に大きな影響を与えたものもまた多かったのも事実です。

 それらに実際に触れたりステアリングを握ったり出来た事は私にとってはある意味幸運だったともいえますし、これらは(少し斜に構えた形であったにせよ)私のクルマ趣味の構築に影響を与えたと思えます。
 実際、亡父の17台に加えて私のや弟のを合わせるとそれだけで40年分の自動車史が書けそうですし、私や弟の場合、用途の違いから亡父とは異なるボディスタイルのものが多かったのでその分広い視野が持てたと思います。

 この間乗らなかったのは純然たるスポーツカーだけでセダン、ワゴン、ミニバン、SUVと多岐に渡ります(私の場合、コンパクトカーと軽乗用車、商用車ベースのミニバンがこれに加わる)がはっきり言って車好きが選ぶような車種が殆どなく、しかも今となってはここでしか語られなさそうな車種もあると重いますがその辺はご勘弁の程を。

 さて、無闇に長い前振りとなりましたが今回からしばらくはスバルのレオーネネタで引っ張りたいと思います。

   *             *          *
 最初に書きますが私の故郷の実家は山の中腹にあり、裏山がスキー場になっていると言う見るからに雪の多そうなロケーションにあります。加えて冬場は昼日中でも水道が凍結する寒さで実家までの道は冬場は必ず積雪か凍結している環境にありました。
 そこまでの上り坂も大抵の車やバイクが息を切らす(普通のスクーターだとどうやっても30キロ以上出せない)急坂とクランク状のコーナーがあり冬場にFR車で行くには相当な覚悟を要する場所でした。
(現在は道路が拡幅されたのとヒータが道路に埋め込まれるなどした為にそこまでひどくないですが)
 そういう環境にいたと言う前提で以下の文をお読み頂くと理解しやすいと思います。

 昭和40年代の後半から60年代の前半にかけての亡父の愛車は4台続けてスバルレオーネでした。

 それ以前はキャロル、ファミリアプレスト、カローラ30(これらについてはいずれ触れたいと思います)でしたが、どれもこれも雪道の上り坂には弱いクルマでカローラなどは何回かスタックして登れなくなった事もあります。
(別にこれはカローラの責任と言うわけではなくあの当時のどの車もそうでした。何しろタクシーですら「あそこは勘弁してください」と言うほどでしたから。4WDはおろかFF車ですら当時はシビック、チェリー、レオーネの3種しかなく、中でも純然たるノッチバックのFFセダンはレオーネだけでした)
DSCN5582.jpg

 そんな時期にレオーネに4WDが追加されたのですから父にしてみれば他の選択肢が考えられなかったのも無理はありません。
 とはいうものの最初のレオーネは中期型のFF仕様(1400CC)でした。駆動輪の真上にエンジンが乗っかるFFであればそこそこ雪道には強かった筈なので様子見という事もあったのでしょう。
 当時の私の印象は「前のカローラより狭い」でした。数値上はFFな上に車格がカローラより上のレオーネが狭いはずはないのですが、カローラよりウエストラインの高いドアと小さい窓で「穴倉感」があったのがその理由だったと思います。
DSCN5076.jpg

 余談ですが個人的に初代レオーネで私が一番嫌いだったのがあのスタイルでした。トヨタと日産のデザインの悪いところだけ寄せ集めた様なイメージで特にクーペは顔がおっかなすぎました。

 とはいえ、今改めて見直してみると細部はともかく、全体のプロポーションは先代のスバル1000~FF1のフォルムに酷似している事に気づかされます。やはり血は争えません。

 余談ですが当時の特撮物では「10-4・10-10」と「サンダーマスク」に相次いでレオーネのクーペが劇用車に使われ特撮ファンの間ではそこそこ知名度のある車だったと思います。


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