地震の日本史

今日はいつもとやや違う内容です。

 東日本大震災以来、手持ちの地震・災害関係の本を読み返したり用心したりする事が多くなりました。

 今回はそんな中から震災の前年に買っていた「地震の日本史」から。
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 これは昨年夏頃に買っていた古書ですが、縄文時代から2007年の新潟県中越地震までに発生した大地震を古文書や遺跡の発掘結果をもとに俯瞰したものです。
 昨年の時点では 半額以下でしたが、今では結構な値段になっている様で今の時点での入手は難しいようです。
 初めてこれを読んだ時に興味を持ったのはこれまで史書に残されていない大地震が意外に多いという事実でした。

 これら記録に表れない自信の大半はは過去の遺跡の発掘過程で集落や建物の遺構に液状化に伴う噴砂、断層のずれなどの痕跡を調べる事で明らかになったという事ですが、中には津波に伴う堆積物の痕跡から過去の津波の浸入距離を割り出す物も含まれています。
 こうした物も含めると日本では殆どすべての地域で大地震が起こっている事、その頻度が一々覚え切れないほどである事を思い知らされます。

 現に山崩れで城が城下町ごと一夜で埋没した帰雲城のようなケースや地盤の陥没や隆起で海岸線が変わってしまったケースなど、現地以外ではあまり知られていない故事がこの本の中でいくつも取り上げられていました。

 たとえば今回の震災で仙台平野のかなり奥まで津波が浸入していますが、869年の貞観地震の際にも海岸から数キロ内陸まで波が遡上したという痕跡があったことが本書でも書かれています。

 この点は最近の新聞などでも大きく書かれていますが、2007年に出版されたこの本ではこの点の記述は8行弱。

 おそらく今回の震災が起こらなければいつまでも注目されない事実だったのではないでしょうか。

 それを思うと地震の被害予測の難しさを見る思いがします。


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