亡父のファミリアのはなし

 恐らくここ以外では誰も話題にしそうにないクルマの話です。

 モノはマツダのファミリアプレスト71年型。
 …ほら誰も知らない(笑)
DSCN5892.jpg

 1971年の春頃だったと記憶しています。
 それまで乗っていた初代キャロルの室内の狭さに辟易していた(と思います)亡父が次に選んだのが1300のセダン、ファミリアプレストでした。
 「大きい事はいい事だ」の空気がまだ残っていたあの頃「クルマがでかくなった」というのは大きなステイタスでもありました。
(今、ワゴンRからカローラに乗り換えてもこれほどの感動があるかどうか)

 このクルマ、ファミリアとしては二代目、初期型ではロータリークーペもラインナップされていたモデルでしたが亡父の頃は中期型になっていました。
 フロントグリルの光り物が現代風に手直しされ、リアはこれでもかとばかりに赤いモールの縁取りがされています。
 今観るとまるでお祭りが走っているみたいな賑々しさですが当時サニーがB110、カローラが20と相次いでモデルチェンジしていた中、ファミリアだけはモデルチェンジできなかったのでせめて光り物で対抗しようと言う戦略が見え見えでした。

 じっさい、デザインもライバルに比べて野暮ったさが残るのですがライバルがコークボトルだウェッジシェイプだと無暗にGT系デザインに振れていた時にこの野暮ったさは逆に実直なイメージを残していました。
 そのせいか古いモデルでありながら結構街中で見かけた記憶があります。
DSCN6085.jpg

 車内はさすがにキャロルとは天地の差の豪華さと広さ。
 当時の小学生だった私でもキャロルのリアシートで横になると言うのは至難の業でしたがファミリアでは実にのびのびとそれができました(笑)
 更にカーラジオはカーステレオとなり(!)アンテナもパワーアンテナになりました。後者なんかはこれ以後の車歴でもついぞ載らなかった豪華装備です。

 とはいえ、ステレオは8トラ。しかも当時の亡父はソフトをあまり変えなかったのでたった一本の「岸恵子」の夜明けの歌を毎日毎日、それも3年くらい付き合わされました。
 おかげで「ファミリア=夜明けの歌」という変な刷り込みが(爆)

 さてこのファミリアプレストですがその後もう一度フェイスリフトとビッグマイナーチェンジがされ何と昭和52年頃まで殆ど変らないフォルムで生産されました。
 ライバルのカローラ、サニーはその間に2度もモデルチェンジしているのに。

 そしてファミリアが若者向けの人気車として盛り返すには昭和55年の初代FFまで待たなければなりません。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント