思い出の大百科シリーズ・9「世界の怪獣大百科」

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 今回はケイブンシャの大百科シリーズの「ロングセレクトシリーズ」から取り上げます。
 題材は「世界の怪獣大百科」(笑)

 このシリーズは元々大百科シリーズの上位版として少し大きめの版型でリリースされたものです。
 そのせいか、当初は「昆虫」「野鳥」「手作りおもちゃ」とかの長閑というかアカデミックというかとにかく比較的常識的なラインナップでお得意のヒーロー系は「仮面ライダー大百科」位だったのですが、12巻目にして出たのがこれでした。


 特撮ものに登場した怪獣がメインとはいえ従来の大百科とは異なり古今東西の幅広いジャンルから怪獣を抽出しているのが本書の第一の特徴と思います。ゴジラやガメラは当然としても「女吸血鬼」とか「妖婆」を怪獣に含めるのはどうかと思いますがこれはこれで面白いです。
 海外映画の怪獣も「キングコング」をはじめ一連のダイナメーションモンスターとか50年代SFの金星ガニなどのべム系などの一通りの有名どころは押えられているようです。
 「冷凍凶獣の惨殺」のレプティリカスなど載っていないものも結構あるのですがこれ以上マイナーな怪獣は映画秘宝の「あなたの知らない怪獣大百科」辺りでフォローした方が良いかもしれません(笑)

 さて本書の本領は実はここからです。次項の「アニメの怪獣」ではホルスの大冒険の氷マンモスとかのび太の恐竜とかからイエローサブマリンのグローブモンスターまで取り上げていますし、次の「マンガ」では王蟲とか鬼太郎の大海獣をはじめとして出版当時の82年現在のマンガに登場していた怪獣を一通り網羅していますし、
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 更に「小説」「伝説」遂には「実在する怪獣」UMAにまでジャンルを広げて怪獣を俯瞰しています。
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 この辺まで来ると「世界の怪獣」辺りと重なってきますが(笑)
 因みに『南極のゴジラ怪獣』というのは本書でその存在を初めて知りました。後で調べてみたら実際にそうした報告が出ていたようですが挿絵にある様なゴジラとは似ても似つかない外見だったようです。
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 それらの合間に「風速七十五米」とか「ラドン」のメイキングスナップが入っているところが又面白かったりしますが。

 これだけジャンルが広いと各ジャンルのマニア辺りから突っ込み不足とでもそしられそうですが、本書のあとがきで「怪獣」と一言で言っても活躍する舞台はこんなにも広いんだという事を認識していただけると幸いです」と書かれているところから見ると、これは特撮系怪獣マニアの視野をより広くさせようとする壮大な試みだったとも言えます。

 こういう俯瞰本が大好きな私個人は十分に楽しめました。
 今復刻しても十分に楽しめそうな気がします。



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コメント

非公開コメント

あれれ!

 連続コメント状態かな(笑)
光山市交通局さんもUFO、UMA類に詳しそう
ですね!
確かにゴジラ、ガメラ等劇中の怪獣と未だ生きて
いる?未確認生物と絡めた本は以外と出ていま
すがケイブンシャからも出てたとは知りませんでした。
ケイブンシャと言うと原色怪獣怪人図鑑のイメージ
が強いですから。
しかし風速七十五米のメイキングスナップとは
マニアックなセレクトですな(笑)
南極ゴジラ・・・海保南極気象観測船「宗谷」が
1958年にパートアイランド号と航路を取りながら
進むと現れたUMAで馬の様な毛むくじゃらで茶色
い頭部が見えたと言う話ですがゴジラと呼ばれた
のは54年にゴジラが公開され57年にはルシィール
アンダーソン?で有名な怪獣王ゴジラが公開され
た事も働いたのかと。
65年のガメラも観測船ちどり丸がガメラに襲撃
され沈められるシーンは南極ゴジラがヒントかと
思います。
そして気になるモンスターが出ていますよ!
「世界の怪獣」の表紙左側の口を開いている
シーサーベント?のモンスター!
こいつはパチモノシリーズ怪獣メンコに出ていて
メンコの図柄は湖で遊覧船を襲っている図で、
いかにもコラの世界です(笑)
このシリーズは変なのと言うか吹き出す怪獣が
多く水棲原人コラル人とか~まあ色々あって大半
がウルトラ怪獣の顔を変えた怪しいヤツです。
ブラモで言うと日東化学のワニゴン、ガマロンと
言った感じかな。
前に書き込んだアメリカTVに出てくる日本ですが
毎週、月~金に12チャンネル8時から再放送して
いる「奥様は魔女」の6日放送の回が日本へ行く話
「月が出た出た」で例のボンネットバス(後部)が出てきて周りは40年代~50年代前半ごろの木造家屋が写ります。
多分、日本を舞台にした古い映画のストック利用
と推測しています。
「月が出た出た」は米国で1967年12月放送されて
います。

Re: あれれ!

>星川航空整備部さん

 UFO、UMAネタは好きですが詳しいというほどでは(笑)
 ケイブンシャの大百科では以前触れた「世界の謎大百科」という前科があったのでUMAが載る事はごく自然なのですが(笑)それが「クムクムのザウルス君」や「メカゴジラ2」と同列に載ってしまう所にこの本の非凡なセンスを感じますね。

 「世界の怪獣」はこれはこれで面白いネタが満載なので夏場辺りに取り上げるつもりでおります。

 「アメリカTVに出て来る日本」情報ありがとうございます。返信の前後にこれを観るのが最近夜長の楽しみになっております(笑)

今日は

 先ほど録画した「月が出た出た」を再生しまし
たが!
肝心?のバスが出るシーンがカットされており
サマンサ達が東京に来たハズなのに吹き替え
では香港に行った設定でした。
やはり1967年(日本での放送68年)なので使った
フイルムが古すぎる情景からかカットして香港に
仕立て上げた?かと思います。
言語で聞くと主人公は漢方屋の店主に日本語
で挨拶をしています。
前に話したIspyも香港と東京がゴッチャに使わ
れて箱根が写ったかと思うと香港の話でした。
ユーチューブでは先ほどの「月が出た出た」の
シーンではボンネットバスと古い日本家屋が出て
います。
それと、これもユーチューブで観れますがIspyで
MJやウルトラセブンのクラタ隊長でお馴染みな
南廣さんが出ている回があります。
IspyでTokyoかJapanで検索すると行けます。
この回は1965年つまり103系が出た回と同時
撮りだった感じで南さんの他に007で大里役の
島田テル氏(南さんの父親役)も出ていてロケ地は
二度死ぬのロケ地が結構出ます。

Re: 今日は

>星川航空整備部さん

 情報ありがとうございます。
 この手の混同はあちらのテレビ映画では結構見かけますね。

 私が覚えているのはバットマンのスペシャルか何かで国際会議に出ている日本代表のセリフ(二か国語で副音声にするとはっきり聞こえます)の
「謝謝!謝謝!!ニッポンジンハァ!ヘイワ!ヘイワァ」!
 一体こいつは何人なのかと(笑)

 混同とは異なりますが藤岡弘主演の「SF・ソードキル」に出て来る日系人寿司屋の店員が藤岡の侍に語りかけるセリフ
 「お客さん、ミフネトシロを知っていますかぁ?」
 「お客サン、チンドン屋ですかァ?」も凄かったですね。

(そのくせ藤岡の真面目な返事を流暢な英語で「なまりがひどくて聞き取れない」とくるのですから)
 これなどはまだましな方かもしれませんが。

はじめまして

はじめまして
こちらの世界の怪獣大百科を探していたものなのですが なかなか見つからず検索して たどり着きました。
初めてで申し訳ないのですが、もし管理人様のお持ちのこちらの世界の怪獣大百科をお譲りしていただけることは可能でしょうか??
おいくらなら大丈夫でしょうか?大変失礼な質問で申し訳ありません、がどうしても欲しいので。。。
ご回答よろしくおねがいします。

>大吉様

 コメントありがとうございます。

 この記事は昨年の6月に書かれたものですが、誤解を招く所があり申し訳ありませんでした。

 実はこの書籍は元々借り物でして管理人(私)の物ではありません。
 貸し出してくれたのは当時の同僚でしたが、この春に転職、転居しており現在連絡が取れない状態です。

 私もこの本は欲しかったのですが・・・

 どうにもお役に立てず申し訳ありません。

お久しぶりです ついに私は手に入れました。
お心遣いに感謝しています、もしよろしければ管理人様にお貸ししましょうか?
ちなみにロングセレクトシリーズとは内容的には過去世界の怪獣大百科の再販版ということで間違いなですか?

Re: タイトルなし

>大吉さん

 そちらでご入手できた様で何よりです。私も少しほっといたしました。
 お気遣い感謝しますが、以前に借りた折に目ぼしいところにチェックを入れていたので(笑)とりあえずは大丈夫です。

>ロングセレクトシリーズとは内容的には過去世界の怪獣大百科の再販版~

 内容の重複もかなり有るようですが実際に比較した事がないのでそこはわかりません。ただ、単なる再販というよりも増補改訂版に近いような感じではないかと想像はしています。