「カーマーティ」の思い出・2・史上最速のゴジラ(笑)

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 前回の続きです。

「カーマーティ」と言ってピンとくる人はおそらく30代以上以上、それもカーナビよりパソコンとしての知名度の方が高いかもしれません。
 当時NECの98と並ぶメーカー独自のパソコンOSを搭載した富士通の「FM TOWNS」というPCがあったのですが、家庭用に機能を簡略化した上でTOWNSのCD-ROMを操作できる「マーティ」という簡易型PCがありました。
 今はこの手の機能はWiiUとかPSなどのゲーム機の独壇場ですが。

 そのマーティにカーナビのシステムを追加した上で2電源対応化したものが「カーマーティ」だったわけです。
 (興味のない人にはどうでもいい話ですが、この「PCである」事が他社のカーナビへの大きなアドバンスになります)
 この機械、ほとんど日本初に近い「自動ルート誘導機能」を搭載していたのが売りでした。
 しかもカーナビとして使わないときは自宅でPC(というよりゲーム機)としても使えるという小回りの良さ。
 これは飛びつかない訳には行きませんでした(笑)

 幸い発表から市販までは半年以上あったのでその年のボーナスをはじめ小遣いの殆どを貯金して発売に備えました。
 (今の感覚では信じられないでしょうがカーナビとして使う場合モニタなしでも20万近くしました。今の感覚では50万近いのではないでしょうか)

 94年春遂に物が到着。販売の人の話では私が県内第一号のユーザーだったそうです(自慢にも何にもなりませんが)
 取り付け自体はユーザーレベルでも可能との事で車載キットを使って半日ほどで組み付けました…が、本体から延びる電源コード、カーTV(後述)に接続するAVコード、GPSアンテナやレシーバに接続するコードなど、フルシステムだと車内に10本以上のコードが這いまわる「電線魔窟」が現出してしまったのは計算外でした(爆)
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 何しろリモコンまでもが有線リモコンでした。ただしそのおかげで本体から常に給電されているために常時自照式だったのは夜間のドライブでは非常に有難いポイントでした。
 操作性もナビのリモコンとしては最高な部類に入ります。

 それでもどうにか組み付けを終え、本体を自宅に持ち帰ります。

 これも一応世界初の機能らしいですがカーマーティの場合「ルートの設定を自宅のテレビで行うことが可能」でした。
 更に設定したルートのシミュレーションをテレビで観る事も可能(これは意外に面白い機能でした)です。
 最初は「ほぉすげえな」で済んでいたのですが、「何故そんな機能が必要だったのか」その理由をすぐに思い知ることになります。
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 実は初期型のマーティはルート設定に無闇に時間がかかったのです。自宅から故郷までの700キロ弱を設定させると優にそれだけで10分以上。確かにこんな真似は車内ではきついです(笑)
 (今の車のナビだと同じ事をほんの数秒でやってのけるのだから技術の進歩は凄い)
 その代りいったんルートを記憶させるとドライブシミュレーションで最大実際の10倍の速度で地図上を走るのが見られました。
 後期の仕様では自車を示すアイコンに「ゴジラみたいなの」が使われていましたからお茶の間のテレビ画面上を「時速1000キロで爆走するゴジラ」というシュールな画が見られたわけです。
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 さて、カーマーティの初仕事は自宅から千葉の八街の友人の家までのドライブでした。
 片道200キロ以上。いよいよ「自動ルート誘導」の出番です(続く)



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