カーマーティの思いで・3・「速すぎたゲーム付きカーナビ」

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 ポータブルゲームPCにカーナビをドッキングさせた「カーマーティ」
 肝心の誘導機能ですがこれは期待にたがわぬものでした。分岐手前でどちらへ曲がるかを教えてくれるだけでもドライバーの負担はかなり軽減します。
 往路ではほとんど迷わずに友人宅までたどり着けました。

 GPS精度の問題で途中の画面で「隅田川の水上を自車が走り始めた」のはご愛嬌ですが(笑)
 また、一度だけですが音声誘導が間に合わずに高速の分岐を通過してしまった事がありましたが、その時はこれまた当時のカーナビでは珍しかった「コースの再設定機能」を使って事なきを得る事もありました。


 片道700キロの帰省の時も深夜周囲に灯りがないときに「自車がどこにいるか」「目的地まで何キロか」が表示されるだけでかなり安心して運転できたのを覚えています。
 当時はジャイロセンサーがなかったのでトンネルに入ると自車位置が停止しましたがこれは大きな問題ではありませんでした。首都高でもない限りトンネル内に分岐があるケースが少なかったからです。
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 因みにナビのモニタに使っていたのは8ミリのビデオウォークマンでした。
 ですからやろうと思えば実際の誘導画面をビデオに録画する事も出来るという「無駄な先進機能」を早くから体験できました(爆)
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 さて、このカーマーティがPCらしかったのは「後からICカードやROMの差し替えによるバージョンアップが出来た事」でした。
 当初問題だったルート設定時間の長さも2世代目のICカードで劇的に改善されましたし、3代目のICカードでは音声誘導機能も追加されたと記憶しています。
 当初はオリジナルだった地図ディスクも後にはナビ研のROMを読み込めるようになっています。
 2代目ICカードの時点ではOPでジャイロセンサも追加されました。

 これは従来の車載カーナビでは決してできなかった事であると同時にユーザーのマニア心を微妙に刺激する特徴ではありました。
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 マニア心と言えばこの「カーマーティ」はFM-TOWNSのCD-ROMのゲームソフトの一部が使用可能というのが実は最大の売りになるはずでした。
 ドライブに飽きたら車内でゲームでもやってもらおうというつもりだったのかもしれないですが、現実にはそんなユーザーがそんなにいる訳でもなく(TOWNS自体がゲームPCとしては傍流でしたが)大した売りにはならなかったようです。

 そもそも私自身がこれでゲームをしませんでした。
 実は発売当時、ユーザーに「好きなソフトを1本サービス」という特典があって早速とあるゲームを入れましたが、続けられませんでした。「自分には体質的にテレビゲームは向いていない」という事実を自覚したのはこの時です。

 このカーマーティ。
 コンセプトは非常に面白かったし実際役にも立ちましたが設置の手間がかかる事や高価だった事、折角のバージョンアップ機能のメリットを生かしきる前に他社のカーナビの進化が早くなってしまった事などから過渡的な存在に終わってしまいました。
 GPSを使った案内は今ではスマホの定番機能ですし、カーナビ自体もかなり機能的に進化しました。

 今私の乗っている軽自動車ですらCD-ROMの数倍の容量のメモリカードを使っていますし、誘導機能も格段に進歩を遂げました。
 おかげで車でどこへ行くにも不安を感じる事は少なくなりました。その便利さを体感するにつけ、かつての「カーマーティ」のコンセプトがどこかしらに生き続けている事に感慨を感じます(笑)



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