眠れぬ夜の怪奇シリーズ・1・「世界の謎と恐怖」

 今日も39度台の猛暑でした。
 しかも今週に入ってから雨一滴降っていません。学校のクラブ活動も休止になった所がかなりある様ですし、熱中症の患者も殆ど毎日の様に担ぎ込まれます。
 個人的な印象で言うなら、これはある意味災害レベルなのではないかと。

・・・ここまでは今日のメインブログと同じ書き出しです。
 何しろ暑いせいで違う書き出しが書けません(爆)


 さてこの夏はいきなりここまで暑くなるとは思っていませんでした。
 ですので本来なら8月に始めるつもりだった納涼企画を前倒しして今日から始めたいと思います。

 こういう時に怖い話を聞いたり読んだりすると身体中の血管が収縮して体温が下がり涼しくなるのだそうです。
 そこで今回からは私の幼少時を中心に夏の夜を涼しくさせてくれた(?)怪談・怪奇系の本の中からいくつか取り上げたいと思います。

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 第一回は「世界怪奇スリラー全集」から「世界の謎と恐怖」(秋田書店)
「日本で初めての怪奇スリラー全集!」「1巻から6巻までどれもなぞと怪奇に包まれたスリラー物語ばかり!こんなに面白い全集は今までどこにもありません」という物凄いアオリで60年代の終わり頃の児童書を席巻したシリーズの一冊です。

 実際当時は「読書家」の友達の家に行くとかなりの確率でこのシリーズの1冊や2冊が本棚を飾っておりました。
 私が当時購入したのは第4巻ですが、これは単純に「誰も持っていなかったから」と言う理由によります。

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 内容ですが「死を呼ぶ青いダイヤ」「死神の谷」「恐怖の透明怪盗」「悪魔の踊る島」「謎の人間火事」「自殺ホテルの秘密」「アマゾンの魔王」「奇跡の予言王」「スポーツスリラー」「テレビ人間クォーリー」「夜歩く死体」といった実録系怪談を中心に収録されています。

 ジャンルも「呪い系」「予言系」「UMA系」「ミステリー系」とバラエティに富み、心霊とUFO以外のほとんどを網羅している印象で中にはルイズハーモンとかツタンカーメンの呪いなどその手の話の好きな人に知られた題材も数多く入っています。

 ところがそれらの「脚色度」が凄いのなんの

 バミューダトライアングルの話ではそこに迷い込んだ飛行機が「空中に静止したまま11日間動けなかった」とか「予言王として知られたルイズハーモンが死後、埋められていた誰かの死体に乗り移って復活した」とか今読むと発想自体がぶっ飛んでいて驚きます。

 表紙からして「ナイフを構えた雪男みたいなのがカメラ目線でニタニタ笑っている」と言うインパクト満点の画ですがこの話もちゃんと載っています。設定があまりに凄くて「まあどうにかして読んでみてください」としか言えませんが。
 
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 「人間火災」や「自殺ホテル」の話では本題そっちのけで前振りの人間ドラマの比重が妙に高かったりしてこれも印象に残ります。
 そうした欠点がありながらも話自体はぐいぐい引き込ませる迫力と筆致に溢れていて当時の私なんかは真面目にひと月くらい夜眠れなかったくらいです(笑)

 今見返してみて気付いたのですがこの本の著者は「ワル」などの劇画原作者にして格闘家としても名高い
真樹日佐夫。
 なるほど文章もこなれていて、それでいて劇画的なインパクトも強烈な一冊でした。

 今夜も暑くなりそうですしそろそろ子供にも読ませてやろうかと思います(笑)



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コメント

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凄いな

 いよいよ光山市交通局さんのブログも
怪奇ゾーン化して益々興奮します(謎)
と言うか忘れかけていた怪奇ミステリー書物
の存在を発掘する様に紹介してくれる記事は
本当にウルトラ級です。
少し外れる感じがしますが江戸川乱歩 の
海底の魔術師なんかもお勧めです。
この作品、小学生の頃に何度も読みましたが
1966年に東映が製作した海底大戦争の元ネタ
かと思います。
海底人が作り物で怪しい影が水中で映るとか。
しかし昔のパワーパックのツマミみたいな機械で
改造海底人(半漁人)が操られる姿は社会人に
なった今の感覚で観ると涙です。
中古ビデオ屋で買った東映特撮作品集と言う
ソフトに海外版の海底大戦争と第三次世界大戦
48時間の恐怖が特典として入っていて台詞は
日本語ですが海底大戦争は全て声優が違って
いて余り面白くありません(棒読み?)

>星川航空整備部さん

「海底の魔術師」は私も文庫を持っています。それまで読んできた「少年探偵」シリーズと異なり推理の要素が希薄なので違和感はあるのですがメカ活劇ものととらえるとなかなか楽しめる一冊と思います。

 海底大戦争は個人的には成田亨デザインのメカニックのせいか「MJ」の元ネタっぽい雰囲気で観ていました(笑)
 以前「衛星劇場」で放映された時には話がどうもつながらない感じで消化不良の印象だったのですが、のちに東映チャンネルで放映された際には上映時間が伸びていた代わりに「黒味にセリフがかぶさった」カットがいくつかあったので映像としての完全版がないのかもしれないですね。
 それにしても海外版タイトルの「エージェントX2」というのは何が何だか(笑)海底人よりも「サニー千葉主演のスパイアクション」として売り出そうとしたのかもしれないですね。

 確か本作の最初のビデオは東映でなくポニーから出ていたと記憶していますし。