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ふたつのシキ

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 最近のN車両は特にマイクロエースとトミーテックの活躍(笑)もあって「まさかこんな車両が」というのが製品化(それも量産品として)リリースされるので驚かされる事が多いのですがやや古い製品とはいえ、これなどはその際たる物と思います。
 昔の鉄道図鑑などでは貨車の項の最後辺りに大抵載っていた「大物車」
 田舎出身の人間はまず見る事が無いであろう異様な迫力を感じさせる車両に子供の頃は「こんな化け物みたいな貨車がこの世にあるのか」と唖然とした記憶があります。

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 それから十数年後、TOMIXのカタログでごく小規模ながらこの「大物車」シキ1000がラインナップされたのを見た時には「Nもここまで来たのか」と感心しました。
 尤も、このタイプは16番では既にエンドウが製品化していましたから感慨と言っても「Nのラインナップが16番のそれに追いつきつつある」と言った意味でしたが。

 モデル自体は昨年中古を入手したものです。実際、こういう出物でもないとなかなか手が出ない車両ではあります。
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 それから更に経って、知り合いが「当分使っていいよ」と貸し出してくれた車両。
 なんとそれがマイクロの「シキ800」!先述のシキ1000が積載重量が最大55tだったのにこいつは最小でも140t最大で160tを積み込む「化け物」です。
 まさしく子供の頃に図鑑で見た「大物車」そのものでした。

 おそらくどこでも買える量産品としては初の製品化ではないかと。

 モデルを見るとまるで全身が台車で出来ているのではないかと思えるほどの「ムカデ状態」。それだけにちょっとやそっとでレールに載せるのは困難でした。
 早速走らせるとカーブでのジョイント音と車体の曲がり具合がまるで「走るお祭り騒ぎ」。楽しいことは楽しい車両でした。

 ただこの車両、かなりシチュエーションを選ぶ機種の上に先述の通りレールに乗せる手間がかなり馬鹿になりません。
 貸し出してくれた知り合いはレイアウトも持っていないので1・2回走らせた後は結構持て余していたようですし(汗)

 目立つことは目立つ上に走行風景自体が「非日常感全開」の車両でもあるので運転会向けの一種のお祭り車両とは言えそうです。
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 次回の運転会に持ち込んでみようかと(笑)
 今回は思い出話みたいになってしまいました。


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