シリーズ「午前3時の暇つぶし」の本たち9「昭和30年代のTVガイド」

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 久しぶりの真夜中本の定番話。

 厚みで言うならこれまで紹介してきた本の中で一二を争う薄い本ですが、真夜中の暇つぶし度は結構高い一冊でした。
 ゴマポケット「昭和30年代のテレビガイド」

 タイトルの通り、昭和28年のテレビ放送開始当初から東京12チャンネル(現テレビ東京)開局(昭和39年)までの10年ちょっとの期間のテレビの番組表を通して草創期のテレビ番組を俯瞰する構成です。
 どんなジャンルでもそうですが草創期とか日の出の勢いの時期を俯瞰する本というのはどれも面白く外れがありません。
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 単に勢いがあるというだけでなく、その過程故の試行錯誤から生み出された「ヘンなもの」が多いのもそうした時期の特徴だからです。
 ひとつの傑作が生まれる陰に100以上のハズレやヘンなものも必ず生み出されている筈で、それらを拾い集めてみるのも趣味として面白いとは言えます。
 これはテレビに限らず鉄道模型や自動車や特撮物でも言える事なのですが。

 それゆえにそうしたヘンさやハズレ物を単純に切り捨てて大ヒットや安全牌だけを追い求める風潮はあまり感心しない気もします。閑話休題。
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 本書は各年度ごとに一週間の番組表で構成されているので単に目を通すだけでその当時のテレビ欄をリアルに読んでいるような感覚が味わえます。
 昭和20年代は3チャンネルしかなかった上に放送開始が昼の12時過ぎと言うのにまず驚かされます。放送時間も最初一日9時間ちょっと位しかなく、夜9時過ぎに放送が終わっていたというのもちょっとしたカルチャーショックでした。
 各新聞が自前の系列局を持てなかった時期だけに民放ニュースも「3社ニュース」なんて言うのがあったりします。

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 そんな状況も34年に6チャンネルに倍増した辺りから徐々に今の番組表のボリュームに近づいてきます。
 そんな流れをちょこまかと拾い読みするだけでも結構な楽しみでした。

 正に時代の勢いを象徴する流れでありその流れを俯瞰するだけで不思議と元気になる様な感じもします。


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