ふたつのED41を並べて・・・

 今回はちょっと変わり種の入線機から
DSCN6429.jpg

 ワールド工芸のED41.
 同形車のマイクロ仕様を昨年の春に入線させたばかりですがワールドからも同型機が出ていたとは知りませんでした。

 しかも驚くべき事に中古価格がマイクロとほとんど同じ(因みに新車価格はマイクロの3倍です)
 私の中では(ワールド=精密だけど高価格)という先入観に近い刷り込みがありましたがここ1年ほどジャンク入線が増えてみるとそうした先入観もだいぶ拂拭された気もします。

 とはいえ入線させてみると今回のED41に関して言えばその造りには「値段相応」という印象も受けてしまいました。
 不満点は主に足回りです。
 動力ユニットの都合からか台車のインナーフレームがカプラーボックスも含めて一個の「黒い箱」に見えてしまうこと、折角ロッド駆動の足回りを持ちながらロッドがシャンク軸と連動していないこと、床下機器が箱でなく「板」で表現されてしまっていることなど正直「ワールドにしてはちょっと」という感じです。

 以上の問題は遠目から見てもすぐわかってしまうのとマイクロの足回りが上記の問題をすべてクリアしている事もあってかなり致命的です。
 足回りの外見については「メーカーにあった既存の汎用型動力ユニットをあまり改修せずに組み込んだ」というような印象を持ちました。
 下の写真の黒い方がワールド、茶色いのがマイクロです
DSCN6426.jpg
DSCN5812.jpg

 ボディ造形はさすがにワールドらしさを感じるもので、特にフレームと車体が別個に構成されている実車の特徴が良く再現されている裾回りは出色、エッチング材などで表現の手すり類の細密感は無類です。
 それだけに足回りとのアンバランス感が気になります。
 後継機のED42もこのメーカーから出ていますが、それも同じユニットなのでしょうか。とするとマイクロのED42との差はそれほど大きくないことになり新車ではかなり割高感があると思います。
DSCN6424.jpg
DSCN5811.jpg

 皮肉なはなしですが走行性はピカイチです。これも性能的に安定した汎用型動力ユニットを使ったためと思われますが確証はありません。
 少しきつい書き方になってしまいましたが、要はそれだけ「高価だけれど完璧に近い仕上がり」というワールドのブランドイメージが私の中に浸透しているという事でもあります。

 実際AB10とか、クモル142とかはかなり独創的な動力改修やユニット開発を実行していましたから、ED41にも同様の凝り具合を無意識に期待していた所もあったと思います。

 先に書いたように走りはしっかりしていますし、使える機関車であることは間違いないのでマイクロのとペアで(とはいえ色が違うのですが)活躍してもらうつもりです。

 それにしてもNゲージでこんなマイナーな機種が複数モデル化されているとは全く驚かされます。



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ED41

大正末期に2台輸入された機関車で恐らく国産
機関車へ向けてのサンプル的なカマです。
模型化するとEF58、15、65と出ている気がします
が意外とHO、N問わず輸入ED機もスケール化
されている物が多いです。
伝説?のカワイED11とか(笑)
私は同時代の機関車と言うとED17が好きですね。
あの横にズラリと並んだベンチレーター。
国産電気機関車はGEやWH製の物を一から分解
してノウハウを習得し国産化したとありますが先日
放送していた自動車ドラマも正に、その世界です。
私的にはトヨタAA型はトヨタ初の車と言うよりは
日本で量産された車の元祖として、もう少し劇中
で詳しく扱って貰いたかったし記録フィルムで見る
とボディーの組み立ては左右のフレームをはめ
込んで製作していました。
ただCGよりも実物が出て来る所は好感度大です。

Re: ED41

>星川航空整備部さん

 大正期から昭和初期にかけての輸入電機にはユニークなものが多いですね。受注した国が多いせいかそれぞれのお国柄も反映して百花繚乱の様相なのが楽しいです。

 と言いましてもそうした魅力に私が気付いたのはほんのここ1,2年くらいの話なので偉そうな事は言えませんが。
 ED17は昔、現住地の本線で活躍していた機種でついこの間まで割合近場の公園に展示されていた事があります。故郷にはこの手の旧型機が無かったので逆に新鮮でした。

 ところでこの種の輸入電機の中でも極北級の変わり種のモデルが近々入線できそうなのでその折には改めて紹介したいと思います。