劇用車から見るアクションドラマ・「特救指令ソルブレイン」ほか

 劇用車とカースタントから見るアクションドラマのはなし

 今回も搦め手です。
 平成2年から5年にかけて放映された「特警ウィンスペクター」「特救指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」のいわゆる「レスキューポリス3部作」を書こうかと思います。
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 「宇宙刑事ギャバン」からスタートしたメタルヒーローシリーズもこの前年の「機動刑事ジバン」の辺りまではヒーローと怪人が戦うという図式でしたがネタに行き詰ってきたのと前年の某重大事件の影響などで路線修正が図られたことで登場した新機軸ヒーロー物でした。
 その新機軸とは後にある本で書かれていましたが端的に言うなら「パワードスーツの登場する刑事ドラマ」
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 敵の設定が怪人やクリーチャーではなく「生身の犯罪者」であること、高度化した犯罪に対応するだけでなくそれに伴う「災害などでの救助活動」をも見どころに据えた事でそれまでにないかなり新鮮なヒーロー物として強烈な印象を受けた記憶があります。
 上記の設定上ストーリーも犯罪者やその関係者などの内面を掘り下げたものが増えましたし、ごくごく小規模ながらこの前後のヒーロー物にない社会問題を取り上げる物もあり、あたかも平成版怪奇大作戦を思わせるノリのストーリーも続出しました。

 ヒーローの設定も警察の1セクションとなりスーパーメカは一部を除いて基本的に特殊パトカーのみ。等身大のパワードスーツが2,3体(あるいはサポート用にアンドロイド1,2体)という陣容でした。

 そうした設定のせいでしょうか、本編の中でパトカーやカースタントシーンの登場頻度が多かったのがこのシリーズの特徴でした。
 それもどうかすると西部警察並みかそれ以上に派手なものが多かったのに当時は驚かされました。
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 第一作の「特警ウィンスペクター」の第1話ではX30系マークⅡパトカーが430HTのセドリックパトカーと派手なクラッシュジャンプを見せましたし「特捜エクシードラフト」の第一話ではR30スカイラインパトカーがロールオーバーしながら対向してくる430パトカーに激突するというかなりハードなスタントを見せます。

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 極めつけは第2作の「特救指令ソルブレイン」で冒頭でいきなりパトカー12台のコンボイが登場。その内の数台がわずか1,2カットでクラッシュしてしまう豪快さ。しかもその中にはパトカー仕様自体が珍しいX50系クレスタ後期型までがあったりします。

 その一方で予算の関係か同じ車両が複数のスタントに何回も駆り出される頻度も高かったと記憶しています。
 その辺りについては次回以降に。



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コメント

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基本東映特撮の場合アニメを実写でやる感覚があるのでレスキューポリスは新鮮でした。なおメタルダーに関しては企画自体が失敗だと思います。確かに好きな番組ですけど、あの番組は打ち切りになっても仕方ないでしょう。その分レスキューポリスの場合怪人出さなくても話が造れるのはいいし3年もやるとは思いませんでした。ウインスペクターで、特撮離れたので2番組見てませんが。

>光になれさん

 レスキューポリスはウィンスペクターについては放映時の事情でややおっかなびっくり作っている印象でしたが後の2作になるとそれなりに自信がついたのか前作を凌ぐハードな展開に驚かされた記憶があります。

 エクシードラフトに至っては黙示録的なハルマゲドンまで扱い、特に最終回冒頭の荒廃した都市の描写は東映らしからぬ重さを持っています。

>東映特撮の場合アニメを実写で~
 東映の場合それに加えて時代劇や刑事物、任侠物の実績があるので人材的にもフィードバックされている要素が大きいですね。

 機会があれば50~70年代までの劇場用のプログラムピクチャーをご覧になれば意外に質的な共通点が多い事を実感できると思います。