思いでのジュニアチャンピオンコースから・「あの事件を追え」

 思い出のジュニアチャンピオンコースのはなしから。
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 今回は私が最初に買ったジュニアチャンピオンコースにして最初のトラウマ本です。
 「あの事件を追え」

 大正時代から昭和40年代終わり頃までの事故、犯罪事件、災害などを俯瞰、紹介した内容の本で児童書としてはかなり異色の題材です。
 言ってみれば児童書版の「世界の衝撃映像」みたいなものと言えば良いでしょうか。

 そういえばこの本の出た直後に「カタストロフ」という「衝撃映像映画」が大ヒットしています。

 当時はジュニアチャンピオンコースにしては真面目そうな内容に見えたせいか、親もこれを買ってくれるのに抵抗は感じなかった様です。
 少なくともマンガでも怪獣でもない本ですし見様によっては歴史の参考書みたいにも見えますし。
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 ところがこれを開いてみると殆どがショッキングな話の連続。

 「洞爺丸転覆」「桜木町駅の列車火災」「大阪天六のガス爆発」
 とにかく死屍累々の大惨事の記事の連続、犯罪では「帝銀事件」「浅沼委員長刺殺事件」「吉展ちゃん事件」と児童書ではまず取り上げられない悲惨な題材のオンパレードでした。
 余りに悲惨な話が多かったせいか「三億円事件」「炭住集団窃盗事件」の記事が妙に長閑に感じられたほどです。
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 記事も凄いのに挿絵もまたトラウマ級。
 上記の物などはまだ良い方で、他の挿絵などはとても上げる事ができません。
 数年後に私からこれを譲り受けた弟などは挿絵の怖さからあるページをのりづけにして封印した位です。
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 最後の方では「栄光の記録」として「マナスル初登頂」「黒四ダム建設」「雪上車の南極横断」等の話もありますが前半の衝撃が強すぎて丸で印象に残りませんでした。

 私自身これを買ってもらってから一週間位はとても嫌な気分だったのが思い出されます。

 とはいえ、この本を買ったのがきっかけで小学生の身空で新聞の社会面への興味が高くなったのも事実です。
 本書自体見た目はトラウマ級ですが内容はいたってまじめなもので最後に事件以降の対策項目がきちんと書かれている辺りは良心的でした。

 本書の出た当時ですら「三菱重工ビル爆破事件」「大洋デパート火災」「日航機連続墜落」とリアルタイムで「あの事件を追え」状態でしたし。
 その意味では一種の啓蒙書としての役割は果たしていた気もします。

 いい大人になってからも「マッハの恐怖」をはじめとするこの種のノンフィクションをよく読む様になったのも直接のきっかけは間違いなくこの一冊にあった気がします。
 因みにこのシリーズもそこそこ好評(?)だったらしく何冊か姉妹編が出ていますがそれについてはいずれ触れたいと思います。



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