カラーブックスの思い出・「果実酒入門」

 久しぶりのカラーブックスネタです。前回の終了時以降何冊か入手したり実家の書架から発掘したものをまたいくつか取り上げたいと思います。

 今回は「果実酒入門」から
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 私が小学生の時分は、両親(おもに亡父)のマイブーム(笑)として果実酒作りが流行っておりました。
 それまでは梅酒を何本か作った程度のレベルだったのですが、昭和49年から50年頃にかけて爆発的に種類が増えて子供の私でも呆れ返った覚えがあります。

 そのきっかけとなったのは間違いなくこの本でしょう。
 本書によると昭和46年の酒税法改正により葡萄以外であれば果実酒を作る事が出来るようになったそうで、それに合わせてかあらゆる果実酒のレシピが掲載されています。
 尤も今ではどうなっているかわかりませんが。
 尚、ここで言う果実酒とは酒精35度の中に果実を入れてその香味と果汁を浸出させたものを指します。市販の物の様に果実を発酵させて蒸留したものとは異なるので予め書いておきます。

 本書に乗っている物で両親が試したものだけでも「レモン酒」「いちご酒」「バナナ酒」「夏ミカン酒」「リンゴ酒」「コーヒー酒(こんなのまで試していましたw)」なんかがあり、これらが広口瓶に漬け込まれて当時の自宅の棚に並んでいるのはいろんな意味で壮観でした。
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 この本に掲載されているのもおおむね上記の順番で載っていますが後半は薬用酒としてサフラン、山椒、クコ、ベニバナ(実はコーヒー酒も薬用酒に分類されています)から地黄、天麻、大棗と子供にはわからない実が増えてゆき、さしずめ「自家製養命酒」の様相を呈しています。さすがにこのレベルの物までうちの両親は作りませんでしたが。
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 後半では単に果実酒の作り方にとどまらず、薬用酒の原料の生薬の歴史の話やその過程での列強各国による生薬争奪戦の部分も要領よくまとめられています。

 あらゆる趣味のジャンルについて大まかに俯瞰して見せるのがカラーブックスの入門書の特徴ですが、本書はその中でもよく出来た方と思います。
 何しろ当時小学生だった私が通読して面白そうだと思ったくらいですから。

 さて件の果実酒ブームですが私が中学に上がる頃にはすっかり下火になりました。
 量が多すぎて飲みきれなかったのか、それとも単にまずかったのか、父の亡くなった今となっては謎です(笑)



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