宮沢模型のBタンク蒸気機関車のはなし

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 3年ほど前の帰省の折に親類の機関士の遺族から譲り受けて頂いた16番蒸気の話です。

 宮沢模型のBタンクは「私が生まれて初めて手に取った鉄道模型」と言う意味でも思い出深く、かつ記念碑的な意味を感じるものでした。
 私が小学校に入る前に入線していたもので、家の棚の中の直線レールの上を行ったり来たりするだけの運転形態だったのにそれがとても楽しく感じられ訪問のたびに必ず動かしてもらっていた機種でもありました。

 今回改めて譲渡していただいたのですが最後に運転してから少なくとも30年以上は経過していたのと、親類の死後きちんと管理されていなかった(精密モデルなのでおいそれと管理できないのも無理もないと思うのですが)ためにカプラーは欠損しスカートには歪みを生じていました。
 帰宅後、早速試走させてみましたが、モータが空転するだけでまるで走らず少し残念に思いました。
DSCN2979.jpg

 ですが空転すると言うことは通電だけは出来ていると判断できたので、動力をチェックしたところモータのマウント位置が経年変化で微妙にずれてしまい、車輪側のギアとかみ合っていないためと判明しました。
 早速モータを1ミリくらい前方にずらし、併せて歪んでいたスカートをミニペンチで修正。

 再度レールオンすると、
 あの頃と同じ元気さで走り始めたのには不覚にも涙が出ました。本当に何もかもあの頃のままに見えたのです。

 実際にはヘッドライトの配線が切断し電球も欠損しているのでライトが点灯しないのですが。
DSCN2978.jpg

 モデルそのものについてですが、見ての通り完全なフリー形態です。
 スケール機のエンドウB20(近日紹介します)と比べてもはるかに背が高く寸詰まりでナローのコッペルに近い印象のロコです。
 せめてこれに似合うような客車(坊ちゃん列車のそれに近いような)でもあればよかったのですがあの当時もそういうモデルはなかった記憶がありますし。

 昔は16番・HOでもこういうエントリーモデルが10種類以上あったのですが今は殆ど見ませんね。

 ですが今回の復活運転をやってみてフリーモデルでも模型としての魅力を強く感じました。
 走る模型としての素朴な魅力、更には簡単な工作で個性を出せる点をアピールできるこうした安価で使いでのあるSLモデルというのが今のHOや16番には必要に思えます。


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コメント

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鉄道模型

 鉄道模型、一口に行っても様々なジャンルが
存在する模型で確かに近年の傾向としてはN、
HOをブラスモデルとか精密化を追随する余り
高額な物が多すぎる感がします。
光山市交通局さんが言う通り使い易く手頃な
感覚で手に入る楽しめる模型が不足している
気がします。
元機関士さんから譲り受けたBタンク大切に
してください。
機関士さんの繋がりではありませんが最近に
なって1972年に放送された「大いなる旅路」を
動画で観ましたが鉄道100年を記念して放送
されたドラマで最後はD51-903が悲しく解体
され幕を閉じますが2014年の現在でこそ観る
ドラマだと思います。
それは出てくる車両は全て現役の実物で物語
の中では展望車等の話が有り、さすがに実物
は無く旧客で代用されていますが1972年と言う
歳は新幹線有りSL有り旧国有りで我々が実際
に通勤や通学に使っていた、そんな時代です。
1972年以降の国鉄は、どちらかと言うと暗い
出来事も多く1987年3月31日で国鉄は解体
しJR登場と言った感です。
3丁目の夕日1964編ではCGを使い東京駅
での0系を再現して居ましたが、やはり実物に
はかないません。
大いなる旅路は贅沢な鉄道ドラマだった事を
感じます。

>星川航空整備部さん

 コメントありがとうございます

 「大いなる旅路」と聞いて私がまず連想するのは1960年頃の東映の映画です(笑)前にもここで触れた事がありますが実物の機関車を実際に転落させて撮影した雪崩シーンが印象的でした。


 ただ、鉄道ドラマの映画では後にNHKの朝ドラの映画化で仲代達也主演の「旅路」というのがヒットしたはずなのですが何故かソフト化も放映もされませんね。

 鉄道100年と言うと昭和47年頃ですね。あの当時はどこの駅でもお祭り騒ぎで記念番組や記念アイテムも豊富だったのが思い出されます。
 私も地元の機関区解放に出かけてミニ機関車に乗った覚えがあります。

 あの頃の熱気を感じさせる当時の鉄道映画、これからももっと発掘されて欲しいですね。