劇用車に観るアクションドラマ・番外編・「謎のヒーローカー・ビッグカートを探る(笑)」

 さて、ヒーロー列伝のバトルホークの番外編。
 題材の性質上「劇用車に見るアクションドラマ」の番外編も兼ねさせて頂きます。。

 前回紹介した「バトルホーク」本編に登場しているヒーローカーとして「バトルジープ」と「ビッグカート」と言うのがあります。
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 バトルジープは文字通りジープをベースに使っているのは明白なのですが、もう1台のビッグカートの方が種車不明。
 まあ、ここまでいじられていたらベースを推定するのはかなりの困難を伴います。

 過去の例ではイナズマンのライジンゴーがベレット、コンドールマンのマッハコンドルがフェアレディSR系と言うのは何とかわかってもロボット刑事のジョーカーがトヨタS800だったと聞いて心底驚かされたりします。

 それに比べるとビッグカートの場合オリジナルからあまりいじられている形跡が無いので最初は楽にわかると思っていたのですがこれが予想外に難しいものでした。

 最初は60年代後期のベレットか同クラスのピックアップかと思ったので類似点を探したのですがどうもしっくりきません。見た感じ車幅がベレットより狭い気がするのです。
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 また、劇中にちらちら登場するインパネ周りもトラック系にしては垢抜け過ぎな気がします。
 カスタムカーだからインパネやフェンダーをいじっていて当然と言われればそれまでですがよほど特殊なメカニズムのクルマでない限り外装はどんなに変えていてもAピラー周りだけはオリジナルを残す事が多い(典型的な例としてはウルトラセブンのポインターがあります)ので余計混乱しました。

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 今回このブログを書くに当たって何度かビデオをスロー再生して見たのですが、最初は全くわかりませんでした。
 ですが最終回の転落シーン(カースタントでよくある「オンボロ車すり替え」ではなく本物を転落させているようです)を観ていて妙な違和感を感じました。
 画面がかなりぶれているので見分けるのが難しいのですが、普通クルマの転落シーンで車が裏返しになるとたいがい視認できるプロペラシャフトが見えません。それどころか後輪の更に後ろにエンジンマウントらしきものが見えるのです。
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 しかも転落して叩きつけられる瞬間にはシャシーが文字通り折れ曲がる様な壊れ方でした。西部警察などで観られる様にこんな風に折れるのは大抵派手なジャンプをした時が殆どで転落時にこういう壊れ方をするのはかなり珍しいと言えます。
 しかもそうなると必ず折れるかはみ出すかして視認できるはずのプロペラシャフトがやっぱり出て来ません。
(当時はまだまだFR車が主流でFFのヒーローカーはサンダーマスクのレオーネ位ではないかと思います)

 そこでふと「ひょっとしてこのクルマ、リアエンジンなのでは?」と気づいた訳です。
 そこに気付いたら後はとんとん拍子でした。
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 この車の正体は60年代後半を中心に日本でも人気だったフィアット850だったのです。
 これまでこのクルマがノーマークだったのは「外車、それもイタリア車に右ハンドルがあったのだろうか」と言う疑問があったからなのですが実車はトータルで200万台以上も生産されイギリスや日本にもかなり売れた為右ハンドルも存在していた(それも意外に多く)そうです。

 チェックしたところフェンダー周りの造形やウィンカーの位置、ヘッドライトやテールライトの形状、そしてインパネの形状も一致しました。

 長年のつかえがこんな所で取れるとは(笑)

 余談ですがフィアットベースのヒーローカーとしては他にジャッカー電撃隊のスペードマシンにX1/9が使われていたそうです。
 ルパン3世のトポリーノは大概の人が知っていますがジャッカーやバトルホークはなかなかわからないのではないでしょうか(笑)


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