思い出の昭和ヒーロー列伝から・「恐竜探検隊・ボーンフリー」

 昭和ヒーロー列伝ネタから

 今回は「恐竜探検隊・ボーンフリー」(放映回)を
 昭和51年の上半期、特撮ヒーロー物は東映作品の独走状態でそのラインナップを見るにつけ「変身ブームの終焉」を感じた物です。
 それが秋の改編になると東宝やナックなどの他社の特撮物が一気に増え、ブームの再来かと感じました。
(とはいえ、東映も含めてそれらの中に巨大ヒーローは一人もいませんでしたが)
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 中でも「ウルトラマンレオ」の終了以来丸1年半ブランクのあった円谷プロの新作が2本もあったのもその印象を強めていましたが、私の故郷ではそのどちらも放映されませんでした(涙)
 
 今回紹介する「ボーンフリー」もその一本で「ヒーロー列伝」での放映が文字通りの初見だった訳です。
 そのボーンフリーですが、「ヒーロー列伝」だけでなくごく最近にCSの日本映画専門チャンネルで別の話数が放映されています。
 ですのでその時の印象も併せて書こうと思います。
DSCN0431.jpg

 ファンの方ならご存知と思いますが本作は人物部分がアニメ、恐竜やメカの登場シーンが実写という独特な構成になっています。後の「アイゼンボーグ(この作品に付いてもいずれ触れる予定です)」でも同様な構成になっているのですが、ボーンフリーの場合、一見実写の恐竜部分の描写に人形アニメを使っている点が特に目立つ所です。
 更に内容の方も戦闘ヒーローものが幅を利かせていた当時「現代によみがえった恐竜を保護する」というコンセプトはかなり斬新でした。
 アイデアではサンダーバードにも匹敵する野心作と言える物と思います。

 ただ、それだけではどうしても物語が単調になるために敵役として「密猟者」を設定する事でヒーローものらしさを保とうという配慮も感じられます。

 ヒーロー列伝で取り上げられたのは第2話「恐怖の肉食恐竜アロサウルス」、17話「キングバトラーの最期!」、最終話「恐竜よいつまでも!」の3本です。

 アニメと実写のコラボレートという組み合わせは一見突飛ですが、本作の場合メインが人形アニメだったので意外に違和感が少なかったと思います。
 もしこれがオールアニメ、又はオール実写だったら題材が地味過ぎたでしょうからこれはこれで面白いと思いました。
DSCN0430.jpg

 ただ、製作の都合上どうしても手間の掛かる構成になったせいか後半になるほど普通の実写&「手繰り人形の恐竜の上半身だけ」が活躍する頻度が高くなってしまったり脚本の息切れか「恐竜が普通に(笑)街を襲う」話が出てきてしまったりして当初の意気込みを貫徹し切れなかったのが惜しい気がします。

 一方でメカ描写はラージスケールのものが少なかったせいかどことなくサンダーバードっぽい印象でこれはこれで悪くなかったと思いました。


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コメント

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ボーンフリー

 確かに昭和51年(1976)は東映物が多くなり
円谷、東宝が一時的に消えていた時期です。
ただ変身ブームと言われた1971~1972年頃
は逆に異常なほど特撮変身番組が量産された
結果、例えばミラーマンの様に当初はQ的と
言うか怪奇大作戦の様な不気味さを売りにし
ていたのが変身ブームに押されSGMが防衛隊
組織になりウルトラマン的な物となりました。
やはりボーンフリーがサンダーバード的と感じ
ましたか(笑)
続くアイゼンボーグはキャプテンスカーレット的な
フォーマットです。
この手の流れは特撮には多く映画だと地球防衛軍
1957から宇宙大戦争1959が、このパターンです。
ただアニメと実写の組み合わせは1975年に円谷
ではパイロットフイルムが作られています。
円谷プロとしてもレオで一旦はウルトラは終了と
大々的に言ったので巨大ヒロー物を再開するに
は抵抗もあり予算の制約もあったかと思われます。
面白い事に75年3月で終わった東宝チャンピオン
まつりが77年3月から再開されキンゴジ、1978年
3月には地球防衛軍と新作を期待させる動きも
ありました。
あ、この間に惑星大戦争がありましたか!

Re: ボーンフリー

>星川航空整備部さん

>昭和51年(1976)は東映物が多くなり 円谷、東宝が一時的に消えていた時期~

 単に「特撮物」という括りですと51年春から秋にかけてTBSで「火曜日のあいつ」という東宝製作の特撮スペクタクルドラマ(笑)が放映されていましたね。
 主人公の運転する12トントラックが「毎回毎回災害区域ばかりをかっ飛ばす」展開も凄かったのですがたまに街中の話が出ても「火災中の工場に突っ込んだり」ピクニックに行けば「崩れそうな断崖すれすれにトラックを駐車したり」と特撮の見せ場を作るために無理やりな舞台設定をやっていたのが印象的でした。
 最終回は人情話に終始していたので特撮の出番がないと思いきやラストで「主人公の空想でトラックが空を飛ぶ」殆ど「カラーのあけてくれ!」状態で幕を下ろしました。

 因みに製作は東宝ですが特撮は日本現代企画に下請させていたようです。

 当時私の故郷では「キョーダイン」『ゴレンジャー』しか放映されていなかったので文字通り食い入るように観ていた記憶があります。
 秋になっても増えたのは「バンキッド」のみ。あの頃の私の故郷はまったくの不毛状態でした。

 

アニメと特撮の合成は、面白いけどやっぱり手間がかかるんですね。脚本もそうとう試行錯誤してたみたいだし。

>光になれさん

 全く仰る通りと思います。円谷が手を引いた後にサンライズが同様の題材に挑戦していましたが円谷以上の試行錯誤(主に脚本)が透けて見えます。
 「特撮合成のアニメドラマ」というジャンル自体がどちらにとっても難しい題材なのでしょう。

会津では83~84年ごろ再放送されていましたが、セルアニメ+実写の合成は斬新ではあったが時間・予算・制作スケジュールがかかり半年で終了したのが悔やまれる作品でした。

>すーぱーぺるるさん

 本作はCSでは比較的よく放送される作品でごく最近も樋口真嗣監修の特撮スペシャルなんかで掛かっていました。

 ストーリーの後半はそこで初めて観ましたが、人形アニメでなく手繰人形の描写が後になるほど増えてゆくのに唖然とした覚えが(笑)