熱帯夜の怪奇本シリーズ2014・「世界の円盤ミステリー」

 お盆に入り怪奇ネタが盛り上がる季節になりました。
 昨夜見たDVDも「ロボット大襲来」などという1950年代テイスト満載のSFサスペンス(笑)でしたがこの手の映画はこういう時期に見るのがある意味正しい気もします。
 それはさておき今回は怪奇本ネタから
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 南山宏著「世界の円盤ミステリー」
 このシリーズ初の「円盤ネタ」です(笑)が、本書の場合独特の特徴があるのでそこを中心に触れたいと思います。
 この本を初めて買ったのは昭和49年頃と記憶しています。
 空飛ぶ円盤の歴史、豊富な円盤写真、宇宙人とのコンタクトケース、オーパーツなどに見る古代文明と宇宙人との関連、最後の方では天文学者などによる円盤の肯定、否定論や「円盤探知機の製作法」まで掲載している賑やかさ。
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 「空飛ぶ円盤のデパート」を思わせる俯瞰本としては当時唯一の本と言えます。 
 もちろん当時小学生の私なんかもこれにハマった口で事あるごとに読み返したものです。

 「未知との遭遇」のヒット以来いわゆる『グレイタイプ』の宇宙人が定着してしまいましたが本書が出たのはそれ以前なので宇宙人コンタクトネタに出て来る宇宙人の姿がバラエティに富んでいる事(笑)
 ざっと挿絵を見ただけでこの通りです。
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 さて、本書は子供の頃にあまりに読み過ぎたせいで遂に本そのものが分解。以後長い事行方不明になっていました。
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 上に取り上げたのは数年前に新刊で出ていた同書を買い直したものです。ノスタルジーもあるのですがあの頃の自分の年齢に近づいた子供たちに読ませてやろう(なんて親だ)という目論見もあっての事です。

 ところが開いてみて驚いた事に以前読んだ記事の一部がごっそり削られ、新たな項目に差し替えられていたのです。

 殊に特徴的なのは初版ではかなりのスペースを占めていたアダムスキーに代表されるコンタクティケースに関する記述の大部分がごっそり削られ、1,2ページの分量でコンタクティに対する否定的な論に差し替えられていた事です。
 円盤の写真についても全体の4分の1位が新しい物に差し替えられ、巻末にはエリア77などの記事が追加されていました。
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 それでも子供の頃に読んだ記事の大半が残っていたのであの頃の思い出にそこそこ浸る事は出来ましたが。

 この種のミステリー本でここまで大規模な改訂版が出ているケースはあまりありません。

 本書の初版が出た後からコンテクティケースについての疑問が噴出した事、あからさまにトリック臭い写真が淘汰された事等もあったのでしょうが、著者の書き手としての義務感がそうさせているのが伺われます。

 最初に読んでいたバージョンはこの間の帰省の折に発掘されたので改めて比較する事も出来るようになりましたが、どちらかというと及び腰な感じの改訂版より昔のバージョンの方がストレートに面白かった気もします。

 この辺りは怪奇現象に対する読み手の態度や感性によって感想が左右される様な気もしますが。


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