学習図鑑の「なぜなにスピードくらべ」(笑)

 今回は故郷の本棚から発掘した一冊から
 以前紹介の「ウルトラ怪獣大図鑑」とおなじ「なぜなに学習百科」からです。

 このシリーズは題材はまともそうなものが多いのに表現や挿絵のアシッドさが強烈で何年たっても印象に残るものが多かったと思います。
 「からだのふしぎ」で「地獄極楽の一大パノラマ」を見開きで見せるなんてのもありましたし「光線砲で武装したイルカが人類を攻撃する」挿絵もあったりして学習図鑑というよりトラウマ本としての性格が強かったのではないかと(笑)
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 今回紹介する「なぜなにスピードくらべ」はそれらに比べるとまともな方かもしれません。
 タイトルの示す通りあらゆるものの「スピード」を比べる事で読者たる子供の知識欲を刺激しようという意図のものです。

 実際、その目的はかなり達していたのではないかと思います。
 さて、先述の通りこの本は実家の押し入れから40年ぶり位に発掘してきた奴ですが、今読んでも面白いのなんのって(いろんな意味で)
 大体表紙からして「X-15や新幹線、日本航空仕様のコンコルドなんかと一緒にウルトラセブンやメフィラス星人まで一緒に競争している」物凄さ。
 これはウルトラQの「あけてくれ!」に出てくる超世界の再現でしょうか(笑)

 内容も
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 動物とか魚とかは比較的まともなセレクトですが
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 自動車とか船辺りになるとサンプリングが怪しくなり始めます(なぜゴミ収集車やLSTまで出てくるのかw)
 本物が走っているところを誰も見ていないという点で根拠がやや曖昧な恐竜なんかも出てきます(もちろん推定値ですが)
 時速10キロながら「頭の差でティラノザウルスに勝つブラキオザウルス」が素敵
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この辺になると 「コンコルドはドラコより速い」というどうでもいい知識まで身に付きます。
一方で小学低学年にして「光の速さはマッハ90万」という知識も身に付くのですからなかなか侮れません。

 更にこの種の本として題材としてはごくまともなスポーツ関連も油断できません。
 サッカーのシュートの速さとか王選手の打球の速さなどのアカデミックな雑学が身に付く(はず)なのは良いとして
 とにかく挿絵が物凄すぎる!
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 まるでアストロ球団みたいな東洋の魔女たち
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 初めて読んだとき真面目に夜眠れなかった「おうごんキック」!
 当時のスタープレイヤーだったエウセビオ、ペレ、釜本の夢の顔合わせの筈が挿絵の迫力があり過ぎて「白昼の百鬼夜行」状態です(笑)
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 おまけに竹の伸びる速さのはなしでいきなり忍者の修行が出て来る飛躍ぶりもなかなかです。


 本書の挿絵は小松崎茂や石原豪人、渡辺正美と言った当時の挿絵画家の中でもそうそうたるメンバーが揃っているので迫力は折り紙つきです。

 見ての通り内容は子供向けですが、題材の広さ、挿絵の迫力、そして全体に漂う無闇な楽しさは大人が見ても唸らされるのではないでしょうか。
 その意味では今でも名著だと思います。



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