思いでのジュニアチャンピオンコースから・「あの犯人を追え」

 先日の帰省の折に実家の物置にあった物をいくつか持ち帰ってきました。
 その中にこの間から取り上げているジュニアチャンピオンコース関連の本が入っていたのは言うまでもありません(笑)

 実家にあった奴には結構アシッドな奴が多かったので今回からそのいくつかを取り上げたいと思います。
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 先ずは「あの犯人を追え」から
 10年位前から「警視庁24時」みたいなスペシャル番組がしょっちゅう掛かる様になりましたが私が子供の頃はそういう番組は殆ど無く警察関連の知識は主に本から入手する事が多かった(後は当時全盛だった刑事ドラマ)と思います。
 そうした本の先駆けとも言えるのがジュニアチャンピオンコースでした。
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 タイトルのジャンルに「科学捜査」とわざわざ書いている事でもお分かりの様に当時最先端の科学捜査を記した物です。
 冒頭の劇画からして白骨死体に身元捜しに復顔法を用いるという内容で、この時点でかなりアシッドです。
 思えばあの頃は交番の掲示板には必ず身元不明死体の復顔像の写真が掲示されておりその不気味な造形に子供心に凄く不気味な印象を持っていた事が思い出されます。

 そのほか、本編では指紋、ポリグラフ、ガスクロマトグラフィ、塗膜片を用いたひき逃げ車捜査などなど当時最先端の捜査技術が実例と共に紹介されています。
 「実例」という位ですから取り上げられる事件は実際にあった物ばかりでリアリティが半端ないですが、誘拐、窃盗、放火も取り上げられているものの実例の大半は殺人事件。
 児童書でこれほど血なまぐさい内容がオンパレードされるのは70年代当時ならではです。

 とはいえ、そこは「科学」「学習」の学研ですからセンセーショナルな部分を抑えてはいます。
 尤も、取り上げられている実録劇画の絵柄はどう見ても青年劇画系なので異様なアダルト感があるのも確かですが。
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 中にはモンタージュ写真の様に今ではあまり使われなくなったものや「熱線カメラ(今で言うサーモグラフィ)」の様に実用性に疑問のあるハイテク(笑)もあったりしますが。
 特に熱線カメラなんかは「殺人直後の犯人の残像が凶器のシルエットもろとも映し出される」という信じ難い代物(しかも映し出される犯人像などはまるで地縛霊かエクトプラズム)だったりするのですが。
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 今読み返しても読みごたえがあるのは巻末に掲載されている「横須賀線爆破事件」と「山中湖畔の集団焼死事件」の解明を追ったドキュメントです。
 地道な捜査の積み重ねで真相に迫る筆致は大人向けの本に引けを取りません。

 さて、このブログの最初でこの本について「センセーショナルな部分を抑えた」と書きましたが、実は同じ題材でもっとセンセーショナルかつアシッドな描き方をしている「児童書」というのがもう一冊あります。
 それに付いては次回に(笑)



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