「スーパーHG」を知って(覚えて)いますか?(笑)

 久しぶりに「思いでのヴィデオ機器」ネタです。
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 但し今回はやや変化球でビデオテープのはなしです。

 私が初めてビデオデッキを買ってもらったり買ったりした83年頃と言うのはようやくビデオデッキの普及が軌道に乗った時期でした。
 この頃は「うちにビデオがある」と言うレベルだったのが一通りビデオが普及しそろそろ「よそのより画質が良い」と言うクオリティアップの方向に舵が切られた時期でもあります。

 とはいえデッキ自体の本格的な画質改善は85年のハイバンドベータや86年のS-VHSが登場してからです。
 正直、それ以前はビデオの画質と言ってもどんぐりの背比べ状態でメーカーによって解像度を重視するかSN比を重視しているかと言った違いでしかありませんでした。
(「解像度」とか「SN比」なんてのは今では殆ど死語みたいなものですね。これを知っている人はアナログ世代のAVファンと言っていいかもしれません)

 ですから画質改善の方法のひとつとして「テープのグレードアップ」がクローズアップされます。
 これはクルマに例えるなら「タイヤをスポーツ仕様にする」とか「アルミホイールを履かせる」のとほぼ同義と思います。


 当時はただでさえ2時間テープが大体2500円位(これはおおむねVHS、ベータとも同じ。若干ベータが安い位)という高額商品でした。
 故郷のはなしですが82年頃に繁華街の電気屋の店頭でOEM品のベータテープが「1本1900円」で売られていたのが「衝撃的な安さ!!!」と感じられたくらいですから。
 更にハイグレード仕様というと当然これより高くなります。
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 そんなタイミングで登場したのが「富士フィルム」の「スーパーHG」というテープでした。
 テープに塗布される磁性体の細密化と高密度化、平滑性の高いテープへのコーティングなど当時のビデオテープとしては相当なハイテクを駆使して作られたものでした。
 「従来品より40パーセント画質改善」というウリでたちまち市場を席巻します。

 それまでは「富士フィルム」というと文字通り写真のフィルムのイメージしかありませんでしたがこの前後の10年くらいは「ビデオテープのフジ」というブランドイメージをも擁する事になります。

 実際、当時のJ10とかHR-D150クラスの普及機のデッキで使ってみても心なしかそれまでのテープよりも画が滑らかに感じられ何となく効果が実感されたものです。
 特に初めてVHSを買った頃は3倍モードを多用する事が想定されたのでHG以上のグレードを意識的に使った記憶があります。

 これは相当他社にとってはショックだったようでその翌年位から「××HG」とか「スーパー××」というネーミングのビデオテープがあちこちから登場しました。中にはVICTORみたいに一社で五つも六つもグレードを設定したり「ウルトラHG」だ「XGR」だとまるでGTカーのグレードみたいな様相を呈した所もあります。
 ですが当時のその勢いも今となっては懐かしいですね。

 このネタは次回も続きます。




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