思いでの大百科シリーズ17「鉄道模型大百科」

 先日の吉祥寺の運転会の折、かねて立ち寄ってみたかった某有名中古ショップ(最近某万引き事件で有名になった所ですね)を覗いてきました。
 お目当ては鉄道模型の中古…ではなく懐かし系の本、特に最近このブログでネタにしている大百科とかジュニアチャンピオンコースなんかにいい出物がないかという好奇心からでした。

 実際たどり着いたそこはマニアの店を標榜するだけになかなか面白いラインナップが揃っていたのですが…
 如何せんどれもこれも高いこと!

 以前から欲しかった本とか私の持っている本のいくつかがここでは万単位、どうかすると10万以上の値が付いていたりして仰天しました。
 欲しかった本の大半は以前借りたり立ち読みしたりして内容がわかっており確かに面白い事は面白いのですが、これだと気楽に手を出す事もできません。
 手持ちの本の損傷が激しい物のバックアップに買えれば…などと思っていた目論見がまず崩れます。

 今回入手できた本はそれでもどうにか千円前後で買える物の中からかねて欲しかったものを2冊。

 今回はまず「大百科シリーズ」から
DSCN4996.jpg

 「鉄道模型大百科」(やっぱり汗)
 このネタは以前にも何度か紹介してきましたが、その元祖たる本書だけはこれまで手にする機会がありませんでした。
 千円ちょっととはいえこれでも定価の倍近いお値段で一瞬躊躇わされるものがあります。

 ですがさっそく帰りの電車の中で読んでいて驚きました。内容の充実度は以前紹介の「鉄道模型大作戦」に匹敵するものだったからです。
 本書の監修は「鉄道模型レイアウト」の長真弓、執筆は長氏を筆頭に水野良太郎、江頭 剛、南 正時と今見ても錚々たる顔触れがそろっています。

 発行時期が昭和55年というNゲージ勃興期なので16番やライブスチームなどの説明はおざなりですし、車両工作の項はプラキットの素組み中心、後半の鉄道模型カタログなどは「大作戦」に比べて精彩を欠いています。

 ですがそれ以上にレイアウト造りの項は写真も豊富で極めてしっかりした内容の上に、参考になる実景の写真を集めたコーナー(後続書の殆どにはこれがありません)もついており読んでいて非常に楽しめました。
 同様の事がメンテナンスや写真撮影法についても言え大百科シリーズ初の鉄道模型ネタとしてはとてもよく出来ている印象でした。

 (この続編を出そうとしてもこれ以上の物になったか疑問ですし、現実に後続の大百科シリーズは本書の内容を理解できた人向けのよりマニアックな方向へ伸びて行った・・・と言えるかもしれません)
DSCN4998.jpg

 さて、この本で一番の収穫は後半の「すばらしきマニアたち」のコーナーでした。
 水野良太郎、南正時、ライブでC63を誕生させた国鉄郡山工場スタッフなどの面々と並んで関沢新一氏も掲載されています。
DSCN4999.jpg

 実は関沢氏のレイアウトはあちこちの資料でレイアウトの一部が写真で紹介されているのですが、トラックプランを含む全体図が紹介される事があまりなくどんな構造なのか今ひとつはっきりしませんでした。
 それが図という形にしろ俯瞰図で掲載されていたのは嬉しいポイントでした。
 これだけでも買った甲斐があるというものです。
DSCN4997.jpg
 ところで本書のイラスト担当は江頭剛さんだそうですが、もし上のイラストがそうだとすると今のRMMなんかで見る同氏のイラストとはだいぶ違いますね。



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コメント

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持ってます

何となく検索してたら辿り着きました。
懐かしいですね。私はこの本のページが取れるまで、何回も読みましたね。
シリーズに別記のようなNゲージ本もあり、そちらも発売と同時に即買いしました。
当時は大百科シリーズだけのコーナーが書店にはありましたね。ケイブンシャはオリジナルの棚までありましたっけ。。。
学研の気動車のウェザリング(汚しのテクニックだったと記憶)やタイフォンをつけたりする記事もあったと思いますが、学研がよく改造されてたと記憶してます。
子供心にレイアウトを作りたいとずっと思ってましたね。経済的に完全に無理なんですけどねww。
とにかくケイブンシャの大百科、小学館のコロタン文庫、実業之日本社のポケット文庫?は、何冊買ったことやら…
ケイブンシャはウルトラマンや予言、宇宙、世界の謎、おもちゃ、コロタンは鉄道系ほぼ、ポケットは国鉄全線、私鉄全線、ブルートレイン、昆虫と持ってると記憶。
ケイブンシャは後ろにある応募券で、小冊子見たいのを貰った記憶あります。確か、薄い青とオレンジの小冊子、まだ残ってるはず(所在不明ですが)。
性格上、思い入れのある本は捨てられないので、親が捨ててしまったウルトラマン大百科も後年ヤフオクで再購入したほどw
ネットも無い時代、情報量が豊富で、とにかく子供にとって興味のあるものラインナップされてたので、
大好きでしたね。
その後、怪奇ホラー系にシフトしていって、本の厚さが薄くなり、70年代生まれの子供が大きくなるにつれ、次第に下火になっていったと感じてます。

ともかく、記事、面白くまた懐かしく拝見しました。
思わず書いてしまいました。
稚拙な文章、申し訳ありませんでした。。。

>厄年越えのおっさん

 返事が遅くなりすみません。
 まずはコメントありがとうございます。

 まったくあの頃は「大百科系」の本が百花繚乱でしたね。うちの場合私が買わなくなってから弟がハマっていたので状態はともかく数だけは結構残っています。兄弟の微妙な嗜好のずれのおかげで当時の自分が買わなかったような題材に今になって楽しめるのは意外な発見でした。

 「ウルトラマン大百科」は私も持っており、近いうちにこれを取り上げるつもりでいますがその折はよろしくご笑覧ください。