思いでのオーディオ・ヴィジュアル・「テレビの音に驚いていた頃(恥)」

 懐かしのヴィデオ機器の話。

 今回はオーディオ寄りの話です。
 83年頃、ビデオデッキの音声がハイファイ化(今の読者には分かりにくいと思いますがビデオの音声が飛躍的に高音質になったと思ってください。それ以前のビデオの音声ときたら信じ難いほどの悪さでモノラル音声でした)とCDの登場によってオーディオの世界も大きな転換点を迎えていました。
 特に「AV=オーディオビジュアル」という「映像と高音質の融合」は当時のキーワードとしてもてはやされた物です。

 つまり、それ以前はオーディオとビデオはまるで別世界と言って良い位に別々に扱われており「高音質と高画質」を渾然させて楽しむなどというのは夢のまた夢だった訳です。
 実際ビデオ以前の8ミリ映画にしたところで音声トラックは悲惨なものでしたし、16ミリの映画ですら「テレビ並みの音声を大スクリーンで聴かせるような代物」でした。
 (これは当時文化祭の映画部の発表会などを体験したイメージから来ていますが)


 それがスペック上はアナログレコードにやや劣るものの機能性や耐久性に優れたCDの登場、当時始まったばかりのテレビのステレオ放送に対応できるハイファイビデオデッキの登場はその直前のレーザーディスクの登場と併せて確実に時代が変わるのを感じさせたものです。

 とはいえ、あの当時は普通のステレオアンプにビデオの音声出力をつないで音を聞く程度のレベルだったのでAVと呼ぶにはおこがましいレベルでした。
 86年頃の私はビデオこそ買えたものの音声がハイファイですらなかったのですが、将来のLD,CDの導入を見据えて(笑)近所のディスカウントショップで一番安いアンプと実家のモジュラーステレオのスピーカー(これがラジカセよりも音の悪い代物でしたが)を組み合わせて「疑似AVごっこ」にいそしんだ物です。
DSCN6004.jpg

 今でも実家のどこかにある筈ですがアンプはDENONのPMA-310。当時最も安かった単品アンプでしたが性能的には必要十分でした。
 何しろアンプと言う物は「重いものほど音質が良い」と聞いていたのにこいつの軽さときたら片手で抱えて持ち歩けるレベルでしたから(笑)
 一応前面に「AV」と書いてあるのですがこれは他のアンプより入力端子が一つ多いだけと言った程度の意味です。
(つまり「ビデオ・CD入力」ですね)

 それでもこの貧弱なシステムを初めてビデオに繋いで(ビデオ音声でなく)テレビチューナーの音を聴いた時の衝撃は忘れられません。

 「えっ!テレビ音声ってこんなに音が良かったの!?」
 考えてみれば当時のアナログテレビですら音声はFM帯域だったので少なくともFM並みの音声は聴けた筈なのです。
 それまでテレビとFMは別物と思っていたので驚きも相当の物でした。

 ですが同時にハイファイでないビデオの音の悪さに愕然としたのも事実です。特にベータはひどかった。
 VHSもVictorの標準モードでどうにか「聴ける」というレベルでした。

 こんな苦労話とか喜びも今となっては相当にアナクロな思い出ではあります。
(この項続きます)


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